どこまで書くべきか書かないべきか(26/6/21) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

小説にしてもドラマシナリオにしても、「必要最小限」の文で伝えたい、というのが自分の望み。

 

ドラマの視聴者として「そんなに何でもかんでもしゃべって教えてくれなくても」、小説の読者として「背景の時代や法律等の説明が長すぎて本筋が頭に入ってこない」、と思うことが多々あったからで。

 

つまりは、登場人物が誰かを一目見るその色気とか、大事な人からもらった何かを大切にするとか、そんなことでその人物の気持ちは視聴者に伝わる。やたらにセリフで説明しなくても。というより、ドラマなら絵面でわかるように書かれているものが好き。


小説なら、時代背景やムツカシイ法律等は、どれだけ登場人物の視点で使えるかにかかっている……と自分は思っている。それがその人物の行動や感情の邪魔にならないラインかな、と。

 

でも、ならばどれだけ文章を削ることができるだろうか、と小説を書くたびに思う。

削り過ぎると視聴者や読者に通じない。

 

昔自分で書いたものを例に取ると、ラストに主人公が定期入れを落とす、というシーンを入れた。そこには大事に誰だかの写真が入っていた。どんなストーリーだったのかはきれいさっぱり忘れてしまったが、主人公はラストまでずっとその人物を大切に思っていた……ということを表したかったのは覚えている。

 

それを、わざとらしく定期入れをクローズアップするとか、落ちた定期入れには○さんの写真が入っていた、とか。そんな風に直接的には書きたくなくて、さんざん悩んだのである。


結局、何かが落ちて鈴の音が響いた。主人公がそれを慌てて拾った。

と、ただそれだけの描写にした。

 

これが、後から自分で読んでみたら、全く何が何やら。何を落としたのか、それがどうした、だから何、と意味不明。ならばその一文、要りますか、とまで思った。

 

そんな風に削り過ぎて読み取らせることができなければ、ただの不親切な言葉足らずの下手くそな文章でしかない。

 

この加減が難しくて、それからウン十年経った今でも書くたびに迷う。

感情をどこまで言葉にするべきか。背景や物事をどれだけ説明するべきか。

 

どこまで書くべきか、どこまで書かないべきか。

 

たくさん調べたらその知識を目一杯書いてしまいたくもなるし、でもそれがストーリーの進行を止めるようなこともある。

感情については、直接的な思いをべんべんと述べると逆に裏を疑われないだろうか(これはひねくれた自分の性格)、とかも思う。

 

最低限の描写や説明で見事に伝わることを夢見ている割に、いまだ書き過ぎたり書き足りなかったり。

どの辺りが正解なのか、いつもいつも手探りです。

 

(了)

 

 

 「スポーツ」がお題の短編(ヒューマンドラマ)。14分で読めます!

 セカンドステージ

 

 

 

 


「スポーツ」がお題の短編もう一本(青春)。13分で読めます!

野球の神様仏様

 

 

 

 

 

「予感」がお題の短編(青春)。13分で読めます!

エスパーなお兄

 

 

 

 

 


「桜前線」がお題の短編(現代ファンタジー)。11分で読めます!

サクラと僕の最前線

 

 

 

 

***以下過去受賞作抜粋です***

 

✨第262回超妄想コンテスト 「おまじない」がお題の短編、優秀作品に選んでいただきました✨ 7分で読めます!(童話)

 

あしたのあしたのまたあした

 

 

 

 

✨第260回超妄想コンテスト 「雪月花」がお題の超短編、佳作をいただきました✨

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第1回育成コンテスト「キャラクター 陰と陽」がお題の短編(現代ファンタジー)で、佳作をいただきました✨

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ボードゲームのように