映画ブログやってました(20/4/5) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

2014年を最後に止まってしまっているけれど、5年間ほど映画のブログをあげていた。

 

レビューした映画は244本。

映画館へ行ったものもあればテレビ録画、レンタルで観たものも含む。このブログを書きたいがために、せっせと映画館へ通った時期もあった。

 

(この時分、映画でも観てみようか、でもどれにしよう、と悩んでいる方。ご参考まで→「筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ」 自分勝手な感想ばかりだけど、一応そこそこ数はあります

 

映画のブログを書こうと思い立った理由は2つ。

 

1つは、映画はよく観ていたこと。

 

シナリオの勉強を始めた時に「とにかくたくさん映画を観なさい」と言われた。それまではあまり興味なかったのだが、とりあえずレンタルビデオ屋に通い始めたら、ハマった。年平均200本くらいで10年以上は続いたから、延べ2000本超。わあ自分でもビックリ。

(↑気に入ったものは何度も観ているので、その重複も数に入ってます)

 

もう1つの理由は、自分の脳内がよくわからなかったこと。これは少女期から長きに渡っての悩みだった。

 

人の意見に引きずられる。他人の意見がすばらしくて正しく思え、自分が感じたことが間違いの気がする、あるいはわからなくなってしまうことすら多い。

 

でも、物を書くようになって、自分自身がどう感じたかがどれだけ大事なのか痛感した。

本当はそうは思わなかったのに、そうであったかのように錯覚してしまう。すると……書き進むうちに「何か違う」と行き詰まってしまうのである。自分の感覚で書いていない、誰かの上澄みを貼り合わせているだけだから、方向や気持ちがずれていく。

 

だから、その映画を世間の評価ではなく、自分自身がどう思ったのか、どう感じたのかを整理して、正直に書き表そうと思った。ああいう感想の人が多いけれど、私はちょっと違ってこう思ったんじゃない? と、自分にわからせるために。

 

こんなアホな悩み、普通の人はないんだろうな。人一倍物を考えられない、突き詰められない自分が情けなかった。映画ブログを書いて、思ったことを素直に吐き出せるようになりたい。そう思ったわけである。

 

5年。244本。

少しは解消しただろうか。効果はあっただろうか。自分でもよくわからないけれど、一つ一つ考えながら言葉を探し出そうとした作業は、無駄じゃなかったと思える。

 

映画レビューのブログを上げている方は多い。その中で、こんな私の感想にうなずいてくれる方もいたのである。世間の方向と違う、マニアックな物言いにでも、である。

嬉しかった。自分なりの感じ方を流してしまわない癖をつけたい、と思った。

 

物語を創るにあたっても、「自分の感覚」があるなしで、平凡な話でも一味変わる。そう感じる。

 

ちなみに、現在その映画ブログを放置してしまっているのは、そういった悩みが解消したからではない。

 

単に忙しさで映画館に頻繁に通えなくなってきた、2時間をまとめて取るのが難しくなってきた。要は手が回らなってきた……といった理由なので……こんなご時世、おうちでまったり映画鑑賞というのも悪くないかと思っている。

 

(了)

 

 

~~以下の小説サイトに投稿しております~~

 

 

 ↓↓↓よかったらお立ち寄り下さい。

 

 

  エブリスタ

 

  アルファポリス

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~