不登校 止まっていたブログが、また動き出した理由
あの頃の私は、ただ必死だった。子どもたちの不登校毎日の揺れ小さな希望と不安が混ざる日々を必死に抱えながら歩いていた。「いつ抜けられるんだろう」そう思いながらもどうしたら抜けれるのか自分でも分からないまま過ごしていた。でも振り返るとあの日々の中にはずっと“大切なもの”があったんだなと思う。娘が大学に合格して息子も少しずつ学校に行けるようになって家の空気柔らかくなった。何かを“がんばって変えた”のではなく私自身の内側の深さが変わったんだと思う。毎晩、自分の時間を作り今ある豊かさを感じる習慣が根づいた頃子ども達も安心に戻ってきた。そしてもうひとつずっと止まっていたブログを「また書きたい」と自然に思えたこと。昔のように「書かなきゃ」ではなく今の私だから伝えられることがある気がして。それは誰かに役立つのか分からない正しい答えを書くためでもなく“今ここにいる私”を丁寧に言葉にしていく感覚。この1年物作りの時間をたくさんとって自分でも驚くほどエネルギーが満ちる瞬間があった。「創る」という行為が私の心の奥にあるスイッチを入れてくれる。その時、言葉もまた動き出す準備をしていたんだと思う。ブログを書くことも、私にとってはひとつの“手仕事”言葉という糸を少しずつ紡ぎながら今の自分の深度を確かめていくような作業。また、ゆっくり書いていこうと思う。昔の私への手紙のように。未来の誰かの心にそっと触れるように。そしてなにより今の私自身が“戻ってくる場所”として。今日はその最初の一歩。ここからまた、言葉の旅をはじめます。最後まで読んでくださりありがとうございます。