『おーちゃーん。

バイバイ。

俺、会いに行くからね。

また、直ぐに会いに行くから

元気でね。

元気でいるんだよ。

おーちゃーん…………』



相葉くんは、俺たちが見えなくなるまで

ずっと叫んでた。




「泣かないで笑ってよ。」

そう言って笑う智に

ニノも雅紀も涙を拭って

必死に笑顔を作ってたけど

その笑顔は歪んでた。













「バイバイ……………

まーくん、ありがとう

まーくんにはいつも助けられたよ。

いつもその優しさに慰められたよ。

ありがとね。

ニノの

ニノはいつも俺を第一に考えてくれたよね。

ニノの意地悪には愛があるんだよね。

どんだけ救われたかしれない。

ありがとう……………

二人とも本当にありがとう。

俺の分も元気で長生きしてね。

約束だよ。

………………バイバイ。」

俺は言葉にはできなかったけど

二人をずっと目で追いながら手を振った。

"最後まで笑っていよう"って自分からいったのに

どうにも涙が止まらない。




「バイバイ……………

俺の育った町。

大好きな町。


ザリガニ釣りをした用水路も

かくれんぼした神社も

翔くんと待ち合わせした銀杏の木も

俺の生ませ育った家も

母ちゃんの大好きだった花水木も

田んぼの広がるこの風景も

全部…………

全部………………

………………バイバイ……………」


俺は、遠い昔に想いを馳せる。

すると、

俺たちの車の前を

幼い俺たちの残像が横切っていった。