今日は幼児の英語教育について。



実は、来年の夫の転勤先はアメリカです。

そのための準備でてんてこまいです。

いや〜どうなっちゃうんだろう。

不安と期待が入り混じっています。



少し前ですが、この本を夫が買ってきました。


 

乳幼児の英語教育について、とっても考えさせられました。

 

以前にも記事にした、澤口先生が著書で提唱していた発達障害の危険因子の1つが「早期英語教育」です。

 

我が家の場合も幼児期の対応で一番まずかったと反省しているのが早期英語教育を導入していたことです。

 

具体的には1歳半くらいから英語のDVDを見せたり、英語の掛け流しをしていました。


さらに一時期、ネイティブによる英語保育の時間がある認可外保育園にも入れていました。

 

発達障害の可能性があるといわれても、英語の何がそんなに悪いのかわからず、その時点では英語教育を諦めることができませんでした。


でも、最終的に発達障害の診断が下り、療育の先生方みんなに早期英語教育を反対されたこと、さらに今の認可保育園が素晴らしい対応をしてくださったことで、その英語保育園を退園し家庭でも英語をスッパリと完全にやめました。



我が家の場合、これは正しい選択だったと思っています。



 この本からの抜粋です。


・子ども時代は生き生きとたのしく、思いっきり遊ぶ体験が、子どもの心も身体も健やかに育てます。

 

・海外だから現地の集団に放り込まれて当然、小さいからどこにでも適応できる、小さいから英語はすぐ覚えるといったのは誰だったのでしょう。現地の学校で、のびのび遊んでいる日本人の子どもたちをみかけることはあまりありませんでした。


代わりに、みかけたのはこんな子供達でした。


 *朝から砂場にずっと座り込んで、一言も発しないまま自分の世界で遊んでいる子


 *何で遊んでいいかわからず、一日中ウロウロ歩き回っている子


 *フェンスにもたれかかって、どこを見ているのかぼーっとすごしている子


 *不安を身体中で訴えているのに、先生にわかってもらえず固まっている子


 *おおきな声でなけず、涙をためながらも必死で我慢している子


 *ことばで言えないため、たたいたりかんだりしている子


 

・現地のナーサリーやキンダーに通っている子どもたちも参加する夏のプログラムがありました。1つの言葉で育っている園児にくらべて、どこか全体的に幼く感じます。


・言葉は心の発達、知能や身体の発達と密接につながっていると確信しました。言葉は理解できなければ表現できませんし、表現できなければ人とコミュニケーションがとれませんから、社会性の発達にも大きく関わります。

 

・もちろん幼児であっても2つの言葉を上手に使い分け、1つの言葉でそだっている子どもたちとなんの遜色ない発達をしている子どももいます。しかし、あまり多くはありません。

 

・人が人として育つ大切な幼児期に、よりよい発達を促しにくい異言語環境の選択は、大きなリスクを伴うものだという十分な認識を持つ必要があります。

 

・保育の現場でであった子どもたちをとおして、「発達の停滞期間」ということばを意識するようになりました。

 

・「小さければ小さいほど吸収が速い」事実は、マイナス面にも大きく影響を及ぼすのです。乳幼児はたくさんの情報を一度にうけとめたり、自分に必要な情報を選別する能力が未発達なので、あれもこれもと大人が与えてしまうと、発達の順序が乱れてしまいます。結果として、バランスのとれた成長がのぞめなくなるのです。

 

・現地校を選ぶ基準

*年齢ー自分で物事を対処したり、判断できるようになっているか。

*性格ー積極的で物おじしないか

*ことばー順序立てて話すことができ、コミュニケーションスキルが高いか

*滞在年数ー5,6年以内であれば渡米時の年齢と性格が大きく影響します

*両親の教育方針ー徹底的に話し合うこと

 

 

・第2言語の発音面は年齢が小さいほど容易に習得されるます。英会話力は2年もすれば習得されます。しかし、学習言語、指向の言語、読み書き能力や読解力などは習得がむずかしく、平均8年くらいかかります。母語の読み書き能力をしっかり身につけて、1対多のコミュニケーションスタイルに移行した段階(7〜9歳)でカナダに移住したこどもが最も容易に、3年程度の短期間で現地の母語者並の読み書き能力の偏差値に追いつくというデータがあります。




早期英語教育にはいろんな意見があります。

この本の著者の意見に反対する人もいるでしょう。

実際、英語育児に成功されている保護者の方も少なからずいらっしゃいます。


でも言語習得能力には個人差があります。

日本語すら習得が遅れている子供に第二言語は難しい。そこは見極める必要があると思います。


また、『おうち英語』くらいなら大丈夫だと思いますが、オールイングリッシュのプリスクールとかに入れた場合、言葉の壁のために社会性の習得が遅れる可能性があるということ、それが早期英語教育が発達障害のリスク因子となった理由ではないか、、、とこの本を読んでよくわかりました。



とまぁ、我が家の反省があったため、ちょっとお節介な記事を書いてみました。気に障った方は読み流してください。



さて、長男は来年どんなキンダーに入ることなるのかな。


いまの長男は言語、社会性とも、そんなには実年齢から遅れていないと思います。スイミングやピグマリオンなどの習い事は定型発達の子供にまぎれて普通にこなしているし。人見知りも場所みしりもないし。


空気の読めなさ、こだわるポイントが人と違うといった発達障害らしい雰囲気はのこしていますけどね。


療育の先生との面談、秋に受ける知能検査の結果とも相談かなぁ。まぁ、結局は現地に着いて実際にあちこち目で見てみないと始まらないんですけどね。