ママが僕の手を離したあの日から
ずっとここで待っていた。
ずっと時間は流れても
星がキラキラ笑ってひかるので
眺めながら時を忘れてた。
ある日…
通りすがりのお兄さんが
僕に上着をかけてくれた。
「お兄さん、僕はもう寒さも感じないんだよ?」
あの世とこの世の境目が無いんだ…と小さく笑ったお兄さんには、僕の姿と声が聞こえるらしい…。

僕はお兄さんと話しているうちに
冷たかった心が少し
あったかくなり軽くなった。
そしたら星が
僕を迎えにやってきて
僕は星の子になったんだ…。
ママは知らせを聞いて
僕のいた場所でずっと泣いてる。
「ママ、もうごめんなさいって、泣かないで。顔をあげて僕を見て…ずっと近くにいるよ。僕は星の子になったんだ」
僕の声を聞く
お兄さん、どうかママに伝えてね。
