やつを手に乗せる
なかなか乗らないやつだけど、足をちょんちょんと触って無理やり乗せた。
私のこと嫌いみたいだ。
午前と午後、一回ずつ手に乗せる練習をしてるが、なかなか素直に乗ってくれない。
姉の手にはちゃっと乗るのに。
姉の手が居心地いいのか、毛繕いをしてる。
私の手は居心地悪いのか、緊張してる気がする。
でも、また、寝そうになってた。
私の手は止まり木か?
姉の手に乗ると激しい毛繕いが始まる。
あれもどうかと思うが。
毛繕いばかりすることを私のせいにされる。
私はやつじゃないんだよ。
やつに聞いてくれ。
毎日毎日、ぐちぐちと私を攻撃してくる。
やつに飽きて来なくなればいいのに。
毎日、お邪魔してくる。
やつも17時過ぎると姉が来るのがわかるのか、はしゃいでくる。
無情なものだ。
エサやったり水やったり、フン紙替えてあげてるの、誰だと思ってるんだ?
何にも世話しない人に慣れて、私はなんなんだ?
今日は見に来るの18時過ぎると思う。
私が自由になるのは20時過ぎかと。
今週の土曜日、姉は私に酒を勧めてきた。
カルディで売ってる1000円くらいするチーズと桃をあわせて食べたいと言う。
勝手に食えよ。
毎回、私を巻き込むな。
土曜日は風呂がないのに、姉のチーズ攻撃に遭わなくちゃならない。
憂鬱だ。
やつがいる限り、毎日毎日、部屋に入ってくる。
早く10月になって東京へ行けばいいのに。
姉がいない時だけ、ホッとする。
まだ9月16日。
やつが家に来て5ヶ月経つ。
手乗せまでは育てたが、手乗りは無理だ。
私、お風呂に入ったら、アザだらけ、傷だらけだった。
注射するとこ、アザになってて、危ない薬でもやってるのかと思われる。
全部、やつが脱走したせいだ。
逃げる事しか考えてない。
しろが生きてる時、夢をみた。
正夢になってる。
起きて急いでしろを手に乗せたものだ。
次に来る子は慣れなかった夢。
そのとおりになった。
宝くじが当たる夢をみたいよ。
現実は甘くない。