手に乗るやつ
無理やり、手に乗せてみた。
何回も離れては手に乗るを繰り返した。
手に乗ったら、フンされた。
初めてだった。
姉にはフンをしていたようだが、私には、初めてフンをした。
しろもよく私の手に乗り、フンをしたものだ。
やつは手乗りじゃなく、手乗せ文鳥だ。
カゴの中に手を入れて乗せる。
なかなか乗らないから無理やり乗せる。
姉の手にはすんなり乗るのに。
今日、何時に手に乗せに来るんだろう。
昨日は19時頃、部屋を開けたが、私がもう電気を消していたので触らなかった。
それまで眠ることは許されないのだ。
私は姉のペットだ。
なんでも言うことを聞かないと殴られる。
身体的な暴力と、心理的な暴力。
やつといい、姉といい、私を鬱にさせる。
お似合いなんだから二人で過ごせば?
私、新しい子飼うから。
ちゃんとした手乗り文鳥を飼うし。
手乗せじゃなく、手乗り文鳥を。
早く今日が終わってほしい。
まだまだ一日が終わらない。
これから夜ごはんを食べて、風呂に入ったふりをして、姉が部屋に乱入してきて、やっと一日が終わる。
行事が多すぎてへとへとだ。
姉がやつを触りにやってくると最低30分はいる。
もう話しかけるのやめようか。
毎日毎日、疲れるんだよ。
姉と話すと、どっと疲れる。
やつとだけしゃべってろ!
私に話しかけんな!
鬱病がひどくなる。
時間よ、過ぎてほしい。
私の自由時間は20時くらいから、朝5時まで。
あとはずっと縛られてる。
自分の人生を生きていない。
自由ってなんだろう。
そんなもの、あったかな。
生まれてから自由だと思ったことはない。
寝ている時間も縛られてる。
起きたら地獄が待っている。
母が入院したら、介護が始まる。
姉は「私、仕事してるから」と介護から逃げる。
デイサービスやヘルパーを頼むつもりだけど、私の負担は変わらない。
私は生まれた時から自由なんてなかったんだ。
幸せじゃない。
死にたい。