しろが死んだ日を思う
しろが亡くなった日は2026年4月15日午後1時40分。
その日、私は医者だった。
体調の悪そうなしろを仕方なく置いて、医者に行った。
その日に限って予約時間が遅い。
薬が出るのも遅かった。
早く家に帰りたかったのに、父が銀行に寄るという。
「しろ、大丈夫かな」
と、心配して家に着いたのが13時30分。
家を出る時は止まり木にいたのに、私が家に帰ってきたら、落鳥してた。
でも、目はしっかりしていて、手に乗せて、しろの名前を呼び続けた。
どんどん力がなくなる、しろ。
瞳から力が抜けていってしろは亡くなってしまった。
8年間の想い出が駆け抜けた。
私には大切な重たい8年間だった。
初めて来た日、部屋を飛び回った。
次の日、手乗りを試す。
ダメだった。
また次の日、手乗りを試す。
しろはすんなり手に乗ってくれた。
愛しい、しろ。
悲しみを埋めたくてやつを迎えたが、悲しみは募るばかり。
やつはヒナじゃなく、大人文鳥だった。
大人文鳥なんかいらないんだよ。
ホント、いらないんだ。