棺桶
しろの棺桶に蓋をして、お別れした。
蓋する前にしろを撫でた。
自分の部屋に戻り、声を出して、ワーワー泣いた。
「しろ、帰ってきて!しろがいい!」
と、声を出して泣いた。
ちょこんと手に乗る、手乗り文鳥。
8才で逝ってしまった。
Xに5才で亡くなった文鳥さんがいた。
しろは3年長く生きたんだ。
まだまだ長く生きてくれると思ってた。
突然亡くなったから、実感がない。
しろは強い子だったね。
でもママに何も言わずに逝ってしまった。
しろ、絶対忘れない。
エアコンを取り付けた時、部屋を移動して、怖がってたね。
ヒーターの上に乗ってしまって。
あっという間に逝ってしまった、しろ。
一人ぽっちになった。
しろの気配がある、においがある、私の部屋。
涙って枯れないんだね。
どんどん涙が止まらない。
一生分の涙を流す。
祖母が亡くなった時より泣いている。
大好きだったしろ。
母がしろにあげろとケーキを買ってきてくれた。
もうしろは棺桶の中で蓋をしめられてる。
さよならしたくない。
昨日は体が熱ってたまらなかったけど、今日は寒い。
命って重いね。
3980円で買ってきた命。
癒しをたくさんくれてお友達になってくれて。
しろとしゃべれたらと何回も思った。
しろ、火曜日のうち、病院へ連れて行ったら助かってたかもしれない。
やっぱり、私が殺した。