しろをなでる
しろの換羽はまだ終わっていない。
キュートなほっぺたがまだボサボサだ。
我慢できなくてしろを手に乗せて遊んだ。
やっぱり爪が気になる。
伸びてきて切ってあげたい。
換羽期に負担をかけるのはかわいそうだ。
しろと遊ぶと心が豊かになる。
いなくなったら頭狂ってしまうだろう。
次の子を迎えることなんか考えられない。
たぶんこの子が最後。
6年半、一緒に過ごした。
11月がきたらしろは寿命の7才になる。
寒くなる季節にしろを亡くしたら寝込んでしまうだろう。
誰にも慣れなかった、しろ。
私にしか慣れなかった。
家族に愛されない、しろ。
初代は家族に愛されて可愛がられてた。
なんで今のしろは可愛がってくれないの?
父は自分が初代を殺したからという気持ちがあるのだろう。
初代が生きていたら9才になっていた。
生きていないかも。
好き嫌いなく食べていた初代しろは長生きしたかな。
2018年1月17日、しろはお星様になった。
灯油をまいた、中毒死。
朝までピッピ鳴いてたのに父がしろの前で灯油をドボドボ溢して、しろはそれを吸ってしまい、一瞬でお星様になってしまった。
だから、今のしろは事故にあわぬよう神経を使ってる。
しろはお眠り中。
昼に寝るのはめずらしい。
私と一緒で夜眠れてないのかも。
夜中ずっとラジオをつけていたし、今の季節、カバー掛けてあげてないから、朝になって明るくなったら必然的に起きてしまうんだろう。
今は静かにしろを起こさないようにしてる。
しろに噛まれた鼻が少し痛む。
この痛みも懐かしく思える日がくるのだろう。
しろの命が消えるまでしっかり見続けよう。