しろ…
全然、動かない、しろ。
夜の冷えがこたえたんだろう。
しろ、さよならかい?
朝からしろを何度も手に乗せた。
生きているしろを見るのが、最後だからだ。
この1年のしろとの思い出。
うちに来たのが、昨年の3月2日。
荒鳥だった。
ペットショップに来てから3ヶ月売れずにいた。
しろはきた時から、毛が薄い子だった。
毎日スキンシップをとり、とうとう、手乗り文鳥になった。
春、夏は順調に育つ。
秋、10月に風邪をひく。
しろのくしゃみで夜中起きる。
3日後に病院へ。
注射3本に投薬16回。
ほとんど薬は飲まなかった。
11月は死の淵に。
足がま紫になり、口呼吸がとまらず、止まり木にも止まれなくなって、羽根をふくらばせてしまった。
しろは死ぬんだ、と、思った。
12月になって、しろは復活。
口呼吸もとまり、足のピンクに変わった。
1月になったら毛引き症になる。
腹の毛が一本もなくなった。
背中の毛もなくなった。
毛引き症が治ってきたと思ったら、今度はヒーターの電池切れ。
しろは寒さの中、死んでいく。
死ぬ、しろを見るしかない。
もっと早く気づいてあげればよかった。
しろ、ごめんよ。
今日、いっぱいお遊びしようね。
しろ、エサ、食べてる。
今日のねんねは19時でいいかな?
それまで暖房してあげるからね。
しろ、死なないで!