「あれ?そういえばブレスレットどこやったっけ?」
手を洗っていたとき、ふと思い出した。
昨日の夜まではしてたよね?
「二宮さん」
「ん?」
「ブレスレット見ませんでした?細身で、ハートのやつ...」
「ん?え?あ、あ~。...これのこと?」
「そうです!そうです!よかった~。なくしたかと思って焦ってたんですよ~」
「切れてるけど」
「えっ?」
ここにいたのか、ブレスレットよ。
なぜ一晩でハートが割れてしまっているんだい?
これじゃあ付けられないじゃん!!!
「嘘でしょーー!?!?なんでっ!?」
「俺昨日ブレスレットがちぎれるくらい激しくしたっけ?」
「これ高いんですよ!?しかも数量限定で朝早くから並んでやっと買えたやつなんですよ!?」
今まで大切に大切に使ってきたのに...!
たった一晩でこんな姿に...っ!!
「とりあえず返してください!もしかしたら直せるかもしれない!...って、なんで引き出しの中に入れてるんですか!」
ついでに鍵までしめてるしっ!!
「俺はこんなの綺麗だと思わないし可愛いとも思わない。つけるならもっと高いのつけろよ」
「買えないですよ!」
「じゃあお前が、これから前向きに大人のオモチャの実験台になるっつったら返してやるよ」
「な、なんでそうなるんですか」
「毎度毎度抵抗されてたらこっちも体力使うから」
「それ私が実験台になる前提ですよね?」
「当たり前だろ」
くっそ~...。私のブレスレット...。人質(?)にされて可哀想に...。壊れてるけど!
でも高かったからなぁ...
「っ...わかりました...」
これもブレスレットのため!
絶対取り戻してあげるからね!ブレスちゃんっ!!
「いい心意気じゃん、日向子ちゃん?」
むっ、むかつく~~!!!!!!