俺らのプロポーズ大作戦!〜kazunari〜 | 僕たちが、嵐です!!!!!

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嵐の小説です。
長編→色んな壁を乗り越え、だけど甘い、和と主人公のお話(完結)
短編→嵐メンバーにプロポーズされたり。二人きりでイチャイチャも。その他大人なお話、少し大人な大宮さんのお話など是非ご覧ください!

※アメ申時は一言頂けないと承認しません。







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『もう下にいるから降りてきて。』

「はーい。」




職場で知り合った和也とは、付き合って1年弱。
いつもデートには絶対外に出ないのに、今日は外食に行こうって。

ルンルン気分で家を出て、アパートの階段を下りる。
そこには見覚えのある和也の小さい車。運転席の窓が開くと和也の姿。



『早いじゃない。』

「えへへ…、張り切っちゃった。」



そう、本当に今日は張り切ってお洒落してきた。
いつも束ねてる髪はおろして、くるくるに巻いた。いつぶりに履くんだろう、なんて思いながら買ってきた新しいミニスカート。




『食べに行くだけだけどね。』

「いいの。」


車に乗り込み、音楽をかける。



「ね、どこ食べ行くの?」

『ん~…ファミレス?』

「まさかまたハンバーグですか?」

『何か問題でも?』

「ないでーす。」

『憎たらしっ。』



外食と言ったらファミレス。ファミレスと言ったらハンバーグな考えの和也はお馴染みのお店に車を走らせた。
車の中という狭い空間で、和也と隣の席に座って、くだらない話をする。



数十分もすると、お店のパーキングエリアに入った。


『つ、い、た、よー…っと…。』




駐車券をとって、空いてるところはないかなーって駐車場をぐるぐる。


「あ!あそこ空いてる!」

『ん、ホントだ。』



和也は駐車券を口にはさんで、助手席のヘッドレストに手をかけた。
もう、この姿がすっごく格好良くて、いつも見惚れてしまう。

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『……………なんスか?』



「和也…、」
















キス…シテホシイ…。
だけど、そんなこと言うのも恥ずかしくて…。

「…なんでもない。」

そうやって自分に嘘をつく。


『ふふっ…、正直に言えば?…してほしいんでしょ?………………キス…。』



なんで…、



「…なんでわかるの?」

『(笑)顔に書いてあるもん。』

「書いてないよ…。」

『書いてあるって。』

「書いてない…。」

『じゃあ顔見せて?』

「ん。」




和也のほうに顔を差し出すと、重なる唇。





「…顔見せてって言ったのに。」

『…あ~、腹ヘッタ。』

「ちょっと聞いてる?」


『ほんじゃ行きますか~。』


「逃げやがって!」

『女の子がそんな言葉使わないの(笑)』





お店に入って席に着くと、和也はいつもと同じハンバーグを選んで、優柔不断な私は頼みたいものがたくさんありすぎてなかなか決まらない。

『ねー、決まった?…これなんか旨そうじゃん。』

和也が指さすピンク色のたらこスパゲティ。

「…でもこれも食べたいしなぁ…。」


うーん…うーーん…。





『すみません、特製ハンバーグ2つで。』





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『美味いね。』
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「うん。うまい。」


私が選ぶの遅すぎたせいで、和也に勝手に注文されたハンバーグ。結局いつもこれ。

和也と食べるハンバーグは、話す内容が違うだけで不思議と味が変わるような気がする。
最近あった話…。仕事の話…。面白い話…。くだらない話…。
話すのに夢中になるとハンバーグは気付かないうちに減っていて。

「ちょっと、私のハンバーグ取らないでよ!」

『だって全然進んでないんだもん。だからいらないかなーと思って。』

「自分で全部食べる!」







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『も…、お腹痛い。

「よく食べたねぇ。」


車に戻り、食べたばかりの和也のぽっこりお腹をさする。
もう出発するから。って手を掴まれた。


『あのさー、自分で全部食べるって言ったくせに、結局最後は人に押し付けんのやめてくれません?』

「ごめんなさ~い。」


『あ~、もうほんと気持ち悪いわ。ガム食べないと治んない。』

「持ってないよ…?ガム…。」

『後ろにあるから。とって…。




はいはい。そう言って後部座席に移動すると、『ちょっ…と…。あなた…、今日自分がスカート履いてること分かってる?』って。

「…!……見えてた?」

『ええ、まぁ…、バッチリ。』


「やだ…もう変態!」

『なっ、どっちがだよ!』



「はい!ガム!」


『蓋開けて。俺今運転中。』




しょうがないなぁ…。蓋を開けたと同時に飛び出すミントの香り。緑色のガムを一つ摘み、「和也、」って口の中に放り込む。






すると気付いた。ガムの入れ物の中に入った、キラキラと輝く何かに。


「何?これ…。」



その“何か”を手にとると、チラッと横目で私を見る和也。
近くに車を停めると、和也が真っ直ぐ私を見つめてきた。



『…どう?その指輪…。』





その“何か”は、小さなピンクの宝石がついた、結婚指輪…だった。





「……かわいい。」

『安もんだよ。』



値段の問題なんかじゃないよ。
和也が私の薬指にはめてくれた指輪は、何十万円もする大きい宝石のついた指輪よりもずっと綺麗に思えた。








『俺の…嫁さんになってください。』

「…はい……。」

『じいちゃんばあちゃんになっても、ずっと隣にいるんだよ?』

「うん。」













『…誓いますか?』

「………誓い…ま…す。」


『んふふ…(笑)泣かないでよ。』

「だっ…て~…、」







『結婚…したらさ、毎日晩飯作ってもらってさ、同じ布団で寝て…。』

「へへ…。」



考えるだけで胸が高鳴る。







そしてどちらからともなく、私たちは唇を重ねた。和也の唇は、ほんのりミントの味がして…。

薬指にはめられた指輪が、さっきよりも一層輝いた気がした…。


















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sue.