久しぶりに隣街まで出掛けた。
珍しくラジオをONに。
地元のラジオ局、最初に飛び込んできた曲はONE OK ROCK。
おっ、いいねーとつぶやきながら運転。
ゴニョゴニョと話し声の後、かかった曲はユーミン。
懐かしくて、なんとなく胸がいっぱいに。
今でこそ、あまり聴かなくなった。
20代まで、ユーミンはバイブルだった。
その頃までに発表した彼女の曲は、たぶん全部知っている。
特に荒井由実時代、松任谷由実の前期は鬼リピした。
なんでこの人は、私の気持ちをわかっているのだろう…
そんな風に思う程、タイムリーな曲ばかり。
彼女の曲って、詩が心の奥に刺さるようだった。
生々しいほどの感情を、コンパクトに、ストレートに、あるいは湾曲させて。
この曲を初めて聴いた時
私は史上最大の失恋をしたばかりだった。
まだまだ好きなのに、裏切った彼を許すことができなかった。
嫌いにならなきゃいけないのに、許すことなんて死んでもできないのに、でも好きだった。
苦しみの真っ最中に発売されたアルバムの一番最初の曲だったっけ。
今になって聴くと、何にでも当てはまる気がするのに、あの時はまるで自分の事を歌っているように感じた。
この曲がラジオでながれ、胸いっぱいになった時、後部座席の旦那はポケモンに夢中。
時間の流れを痛感した。
その後に登場したドリカム。
世の中が急激にカラフルになった瞬間だった。
ユーミンが過去を歌い、ドリカムは今を歌う。
今はもう、そのどちらも滅多に聴く機会が減った。
なのに、ひとたび耳にすると
ビューンと、時が逆戻りする。
もう忘れていた感情、風景、匂い。
懐かしい…すごく。
たまには、懐かしのCDを引っ張り出して
あの頃の自分を紐解くのもいいかもしれない。