子どもが初めての海外旅行を研修目的で行うにあたり、新品のスーツケースを購入したのですが、出発の前日にTSAダイヤル錠の設定値を忘れたらしく、鍵屋を呼んだという連絡を妻から受けました。私が帰宅すると玄関先で解錠作業を行なっており、しきりにダイヤルの隙間やTSAの鍵穴を覗き、ピッキング用の道具を用いて解錠を試みていました。1時間程度解錠を試みても一向に開かないため、パッキングした中身を出したいとのことだったので、ファスナーの金具を壊してもらいました。鍵屋のコメントでは、ダイヤル錠はダイヤルの隙間を観察すると、正しいダイヤル番号が判読できるということで試してみたらしいのですが、今回のスーツケースでは隙間が埋められており確認できなかったとのこと。TSAのマスターキーは無く、家の鍵や自動車の鍵を開けるピッキング道具を用いたが、穴が小さすぎてうまく鍵穴にアクセスできなかったとのこと。スーツケースは昨年発売されたとのことなので、セキュリティー対策はしっかりされているのだと、妙に感心しました。
000から999までのダイヤル番号を試すという、オーソドックスな方法は子どもが試したとのことなのでしたが、私も試してみることにしました。私は、ロック解除のためのスライドを動かす代わりに、番号を設定するためのボタンを、シャープペンシルの先で押しながら、ダイヤル番号を次々と試しました。すると、ある番号でボタンが押し込まれ、無事にロックが解除されました。ファスナーの金具は、瞬間接着剤で固定しましたが、おそらく渡航先に到着する頃には壊れていると思います。帰りの便で預け入れる時のために、ダクトテープのような強力なテープを渡し、これでぐるぐる巻きにすることを子どもに伝えました。
私の海外渡航経験は30回前後と記憶していますが、ほぼ全てがビジネス目的でした。私のブログでも度々登場した、ゼロハリバートンのスーツケースは、相当頑丈でしたが、筐体以外の部品は等しく壊れました。ダイヤルロックも1度壊れて、000から999まで試しても開かなかったことがあり、ホテルで無理やりこじ開けてもらったこともありました。この際は、番号を設定するときに倒すレバーが中途半端に動いてしまい、正しい番号に合わせても解錠できない状態でした。今回のケースでは、ダイヤル番号を設定する際のピンは、不意に動かない構造になっていそうでしたが、ダイヤルの構成部品にプラスチックが多用されているのが不安材料でした。
このトラブルが起こる前まで、子どもの海外旅行準備に口出しはしてこなかったのですが、これを機にさまざまなノウハウを子どもに伝えました。ダクトテープの携帯もその一つですが、パスポートを常に携帯するための首にかける入れ物を渡し、パスポートのコピーと顔写真を入れておきました。荷物は全て小分けのケースやジップロックに入れておくこと。肩掛けポーチとは別に機内持ち込みするリュックは、空っぽに近い状態であっても持って行ったほうが良いということ(当初はポーチのみで搭乗する予定だったとのこと)パッキングは前日に完成させておくこと。
私も、旅慣れた方々と比べると、大した経験はしていないのかもしれませんが、旅先で起こった数々のトラブルを元に、ノウハウや自分のルールを設定してきました。これらは人によっては必要のないことかもしれませんが、ひとまず子どもには、ノウハウの一部を伝えました。














