基本的に身を飾る物にも、食い物にも、娯楽にも、行楽地にも、全く興味がない。
週末に余興もない。
そもそも何の予定も立てない。
将来の展望もないし、厭世にまみれている。
つまんねぇ人生だなぁと思う。
寧ろ俺とは真逆の妙に活動的な連中を見ると、こいつら何がそんなにおもしれぇんだぐらいに思ってる。
質の悪い事に、そんな自分が間違ってるとも思えない。
夏になると、この暑さのせいで頭が更に悪く回ってるせいだと思うけど、もしかしたら何か良さげな事が起きるんじゃねぇかと、何の根拠もないのに、いまだに思っちまう節がある。
そんな試しはないのによ、この歳になってもまだ変なとこだけ諦めが悪い。
下らねぇとこで苛まれて、そんな自分が、いい加減惨めになる。
その惨めさを思い出で和らげようとしても、ろくな思い出がないので、逆に傷が広がる。
それをもうずっと何年も繰り返していて、カルマって言葉が頭にちらついている。
「完全にチンピラだと思いましたよ」
俺がコンビニから出るとこを見た同僚から言われた。
こんな事よく言われんだ。
荒んだ心が外に出てんのかも知れないな。
自分の人生に手詰まりを覚えてるってのが何よりストレスになってんのかも知れないし、体調が悪いのもそれからきてるかも知れない。
蟠りもそんなのも、全部夏に溶かして貰えると助かるんだけどよ。
もしかしたら最期の夏かも知れないからな。
景気づけに花火でも観に行くかと、柄にもないことを嘯いた。