My name is Benny -22ページ目

My name is Benny

しがない暇潰し

朝礼で先日の謝罪と題してグダグダ喋ったら、結構ウケてた。
何の足しにもならない話を毎回やってるが、怒られた事がない。
拍子抜けして、呆れられてるんだろうな。
ひとえに素直に笑ってるのと、あとは冷めた笑いもあったろうけど、何より俺ならこんな下らねぇ話さっさと終われって舌打ちしてんだろうと思ったら、一気にさば~がやってきた。
朝っぱらから自分が自分をやっつけちまった。
ややウケに包まれながら、俺の顔は引き攣った。

会社から駅前に向かった。
道っぱたに救急車がいるから何かと思ったら、頭から流血したオッサンが隊員と警官に囲まれていた。
禿げた頭頂部から血が垂れてる。
そこを隊員が手で圧しながら、警官が事情を尋ねていた。
オッサンは笑っていた。
血塗れで笑ってるよ。
こういうのが男の命題なのかね。
俺はもう痛いのは御免だけど。

今日はちょっと暖かかったな。
まぁそれだけなんだけど、それだけの事で今日の命が繋がった気がする。
この穏やかな暖も一時の気紛れだろうけどな。
思えば、あらゆるものは気紛れで意地が悪い。
今日は俺の拍子を盛り上げといて、そんな俺を見て不快になりゃ、明日は拍子を落としにくるだろうな。
「だろうな」
じゃなくて、たまには
「かもな」
にしとくか。
どの道言うのは、
「やっぱりね」
だろうけど。

改札前にやけに酔っ払いが多くいた。
楽しそうにやってるよ。
こいつら何がそんなに楽しいんだろ。
ワハハって笑ってるから、ほんとに笑ってるんだろうな。
なんかそんなのを聞いた事がある。
昔クソテレビ番組であ行で笑うのが正しいとか真っ直ぐな笑いだとか何とか誰だか知らねぇ奴がそんなよく分からねぇ事をグダグダ言ってたんだよな。
他の行はあんまり良い意味がなかった気がする。
俺は大体、ヘッ、だな。
つまんなそうに息を抜く。
それ溜め息じゃねぇか。
自分のツッコミに笑いを堪えた。
大して面白くないんで、いとも容易く。
今度はそれにムカついて舌打ちした。
一人で何やってんだか。
バカっつうか気持ち悪いよ。

そう言えばそろそろ地震がくるかも知れないってから、みなさんお気をつけて。
まぁ、どういう感じに気を付ければいいのって話なんだけどね。
俺は地震がきたら笑っちまうかも知れないな。
くるくる言っといて、くるのおせぇよって。

ほんと、くるのおせぇよ。