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My name is Benny

しがない暇潰し

友達からとある講演家の事を聞いてから、最近その人物の講演履歴をよく目にするようになった。
世の中のからくりってのが巧みに語られて、各々聞く都度感心してる。
みんな知らねぇような事が裏付けと共に語られて、俺は良いけど、彩り豊な人生をとか弛いとこで生きてる人間が聞いたらきっと絶望するような、そんな話が多い。
所謂ネタばらしだな。
俺達が普段テレビニュースなんかで得られる情報なんてもんは殆んどが捏造やら歪曲されたもんで、その都合は支配層のもんだ。
そんな連中の都合が何よりも最優先で、それが概ねまかり通るようになってる。
言ってしまえば、知ったところで殆んど手遅れみたいなもんって話だ。
これからその波がドンドン押し寄せてくる。
薄くて浅い言い回ししか出来ないけどね、本当にそうなってる。
じゃあその講演家はそんなどうにもならないような事を啓発してどうするんだって事を、こないだ自身が少し語っていた。
「私は皆さんに色んな情報を発信してはいますが、そんな事してどうするんだってピラミッドの上の連中は言うでしょう。そんな事したって何も変わらないよ、無駄だって。それは本当にそうだと思います。そりゃ私一人が啓発したところで、何千年というその流れを汲んできた歴史が変わるなんて事は、絶対に無理でしょう。何も変わらないと思ってます。」
自嘲気味に、ユーモラスに語る。
凄い魅力的に話をする人物だ。
いつもそれに引き込まれる。
「ただ、私には孫がいます。私の血を分けた大切な家族が。そんな後に残る彼らに、ではどうやってこんな世の中で、それと向き合って生きるかの術と知恵を残してやらなければならないという使命感が私を動かしているのです」
その後、なんちゃってね、という調子でその回の講演の幕がおりる。
何にも変わらなくても、だからって何もせずにはいられないって。
彼が吸収した膨大な情報をその辺の連中が引き受けたら、きっとメンタルは崩壊するだろうな。
電車で見掛ける連中の顔が浮かぶ。
知らねぇもんだからノウノウと生きられてる。
まぁプロイラーとおんなじようなもんだから、しょうがないんだけどね。
それだけのもんを引き受けて、尚も前を向いてるその講演家は、本当に凄い人だと感心する。
俺みたいなひねくれもんが、自分がそうで良かったと思う数少ない瞬間でもあるんだけど。

同じ講演の下りに、某国の侵略のやり方を揶揄する場面があった。
「彼等は自分の国に誰も攻めこんできてはいないのにも関わらず、よそさまの土地に乗り込んで謀略を行使しています。例えば、私の家を遠目からよからぬ連中が監視しているって状況であれば、私は彼らには何も手出しは絶対にしないでしょう。ちなみに自宅には日本刀が二本ありますけども、武道をやってますが、私だって誰かを傷つけようって考えはありませんからね。色んな国を回ってきましたが、他人に危害を加えようだなんてそんな事を考えてる人に、私は今まで一度たりと出会った事はありません。でもあの国がやっている事は、そういう事なんです。でもね、もしそのよからぬ連中が私の家に乗り込んできたら、私はどうするでしょうか。家には大切な家族がいます。その家族の目の前に危険が迫ってきたとしたら。私は誰を傷つけようなんて思った事はありません。ありませんが、害を為さんとする者が無断で踏み込むような事をしたら、そして目の前でもしそうなれば、私は大切な家族を護るため、初めて刀を抜くでしょう」
なるほどね。

日本語はヘブライ語がルーツになっている。
日本語に侍という言葉がある。
侍とはヘブライのシャムライという言葉が語源と言われている。
シャムライを日本語に訳すると、「守る者」となっている。

要するにその講演家は侍って事だ。