旅日記⑩(ヴァンター→ヘルシンキ) | スカンジナビアの爽風(かぜ)

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スカンジナビアに関するお話を中心に、「コレいいな!」と思ったものについて、不定期にゆる〜く取り上げます。

 

2月7日(水)

定刻より20分ほど遅れて、ヘルシンキ・ヴァンター国際空港へ到着。若干殺風景にも思える通路に、こんなかわいい絵が貼ってあったので思わず📸。日本語の解説がついているのも、ヴァンター国際空港らしいトコ。

 

 

こちらも国際空港にしてはコンパクトなことと合理的な設計の恩恵により、あっさりと入国ゲートを通過。(シェンゲン協定加盟国からの入国なのでパスポートチェックはナシ)

今宵の宿は、ここから車で5分ほどの距離にある「スカイライン・エアポートホテル(Skyline Airport Hotel)」。ターミナル2を出てすぐ目の前にあるバスロータリーに送迎バスが来てくれるとのことで外へ出たら…まるで冷凍倉庫の中に入ったような寒さ。🥶 ダイヤモンドダストを見ることができました。(この写真じゃ全然分かりませんが)

 

 

外に出てから約15分。一人取り残された私の元に、水色のマイクロバスがやってきました。ドアの故障で隙間風がビュービュー入り込んで、寒いどころの話じゃありません。

そんな保冷車…失礼!送迎バスに揺られること5分少々、ホテルに着きました。規模としては東横インとかルートインくらいの感じでしょうか。ラフな服装のヒゲをたくわえたおじさんが手続きをしてくれました。疲れていたのか、宿泊カードは記入漏れだらけ。それでもおじさんは優しく応対してくれました。

さて、お部屋。薄いグレー基調の、明るいけど落ち着いて過ごせる空間でした。建物の中で寝るのは実に4日ぶり!風呂にも入らず、ノルウェーの夜行列車で飲めなかった2本目のワンカップ大関を開けることもなく寝てしまいました。😴

 

 


2月8日(木)

翌朝、軽く朝食をいただいて8:30にホテルを出発。外はマイナス18℃です。🥶

 

⬆︎お天気は左から 今日(木曜)・金曜・土曜 

 

空港に戻ってコインロッカーを探すも見あたらず。代わりにスーツケースのマークの案内板が指すのは、有人の手荷物預かり所。高くつきそうだけどしょうがないか…と思いつつ中に入ると、カウンターの横にあるのはなんとX線手荷物検査装置!パスポートの提示を求められただけで、申込書を書かされることはなかったのですが、代わりに6つの質問にYesかNoで答えるよう求められました。これはあなたのバッグか?,自分で梱包したか?云々と質問が続いて最後の質問。ちょっと意味がよくわからなかったけれどとりあえず「Yes」と答えると店員さんの表情が一変。「もう一度聞くよ。」と言われてやはり「Yes」と答えるといよいよ尋常じゃなくなってきたので慌てて翻訳アプリで調べたら、「銃器・爆発物・弾薬は入っていないか?」という質問。"No! No!! I'm sorry." と慌てて返したら、「そうやんねぇ」という表情。無事に預けることができました。スーツケースは直ちにX線手荷物検査装置へ。

 

⬆︎危うく警察呼ばれるかもでした💦

 

ニッポンの大恥を晒したあと、長〜いエスカレーターを下ってヘルシンキ中央駅行きの電車のホームへ。私の住むマンションは10階建てなんですが、すっぽり収まりそうな勢いの深さでした。リングレールライン(Ring Rail Line)と呼ばれる路線。島式ホームのどちらから来た電車に乗ってもヘルシンキ中央駅へ行けるようになっています。

 

⬆︎最終部分 この長いエスカレータを2回乗り換える

 

乗車券はホームにある券売機で買えます。もちろんスマホアプリもリリースされています。

さて、券売機の前に立ってタッチパネルを操作するもICカード購入の項目がどこにも見当たりません。とりあえず街中に出てから考えようと、シングルチケットを購入。価格は4.1€(¥660)。

 

 

フィンランドの近郊電車も天井がとにかく高い!座席は階段を2段登ったところにクロスシートが設置されています。もちろん足腰が不自由な乗客のために、アリーナ席!?もあります。

駅名表示はフィンランド語(Suomi)とスウェーデン語の併記。どちらも公用語です。かつてスウェーデンの支配下にあった名残なのでしょうか。

 

暖房のよく効いた電車に揺られて約30分。ヘルシンキ中央駅に着きました。

 

 

続きは旅日記⑪へ。