#14 manishanisha zero waste・ムーブメント | 金魚写真家のひとりごと

金魚写真家のひとりごと

24年間、金魚を撮り続けて、わかってきた事。●●集客とかブログをやるよりも大事な事。
それは、思考(想い)、仕事術とマーケティングです。
そして、本業を継続する事なんだけど、これが難しいんだよね。私も含めて。

テクノロジーの発展、人々の生活水準の向上等、ここ数年のインドの進歩はめまぐるしく、物価も年々上がってきています。

 

”インド一緑が多く、治安の良い都市”、と謳われてきたプネですが、

私が見てきた3年の間にも、高層マンションやショッピングモール、

 

ホテルの建設が後を絶たず、長年住んでいる人曰く、”10年前は何

もないジャングルのようだった”、というのが信じられない発展ぶり

です。

 

それでもまだ、中心地から少し車を走らせただけで、あっというま

に田園風景になるような、手着かずの自然が近くにある場所ではあ

ります。

 

しかし、今でも深刻になりつつある大気汚染問題といい、10年後

を想像すると怖くなります・・・。

 

プネくらいの大きさの都市では、まだまだ貧富の差は大きいとしても、

全体的に人々の生活は豊かになり、環境や健康に気を配る人達が多く

なってきました。

 

昔は限られた場所でしか手に入らなかったオーガニック製品も、今で

は大きいスーパーや、個人のお店、オンラインショップでと、何処で

も簡単に手に入るようになりました。

 

その中でも画期的なオーガニックのお店が最近プネにできました。

 

海外では良く見られる、食品から洗濯洗剤まで、全てが量り売り

で買えるシステム。有料の瓶や紙袋に、自分の必要な分だけ各ア

イテムを買うことができます。(瓶売りのみのものもありますが。)


お米から、小麦、雑穀(粒・粉)、豆、スパイス、ハーブ、ドライ

フルーツ、ナッツ、ギー、蜂蜜、ハーブや果物から作られた薬用品、

等多様な品揃えで、嗜好品以外で生活に必要なものが、ほぼここで

手に入ります。

 

店内のインテリアやディスプレイも、シンプルでお洒落なのも魅力の一つです。

 

この日は、サンフラワーオイル、バラ水、コリアンダーシード、

クミンシード、アジョワン、カモミール、エマー(グルテンの

少ない古代小麦)の全粒粉とラギ(インドのヒエの一種)粉を

購入。

 

自社のオーガニックファームから生産された製品を、このエコ

包装システムで販売しているため、他のオーガニックメーカー

よりも価格設定が安いので、これだけ買っても1000円弱。

 

うれしい限りです。

 

マハラシュートラ州では、お店で買い物客に提供されていた、

プラスティックの袋やストローが禁止になり、買い物の際に

袋が必要な場合は有料となります。ヨーロッパではずいぶん

昔から当たり前の事ですが、インドにもそういうムーブメン

トが起きているのは喜ばしいことです。(過剰包装の話にな

ると、その点では日本は本当に見直さないといけない事が沢

山ありますね・・・。)

 

が、しかし、テクノロジーの発展と、人の意識が比例して向

上しないのがインド。いくらプラスティックが廃止となった

としても、街にはゴミが溢れています・・・。どの国よりも

信心深い人が多いインド、各自が崇める神様と同じ様に、自

然や他人に対しての敬意を払う事ができるようになったら、

世界を大きく変える力があるのに・・・と、いつもゴミにま

みれた道を歩きながら悲しくなります。

 

その中でも、こういうお店のように、気づき、行動を始めて

いる人がいることは確かなので、インドの明るい未来に期待

と応援をし続けて行こうと思います。

 

 

 

 

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