リアルタイムのお話ではありません。
過去に夫が起こした事故について書いています。
けして被害者やそのご家族を冒涜するものではありません。
加害者の妻が感じたことなどを綴っております。
ある事情で特殊な事案となっていますが
突然家族が事故を起こして途方に暮れている方へ
何かしら参考になればと思います。
このような内容を書くべきではないとの
そしりは承知しておりますが
どうしても伝えたいことがあり書かせていただいております。
しばらくお付き合いください。
一部不快な表現、直接的な言葉があります。
ご自身のご判断で読み進めてください。
苦手な方はお戻りください。
つづきです
事故のあと
感じたこと、考えたことはたくさんあるが
当日の夕方
私がまず思っていたこと
それは
このような状況で夜ごはんを作らなくてはならないのか
ということだった。
夫婦2人であれば晩ごはんは食べなかったと思う。
しかし、子供がいるので
何もしないわけにはいかない。
とりあえず簡単に1品作りあとは
朝作っていたものを準備した。
とても食べられる気分ではなかったが
子供の手前、少量飲み込んだという感じだ。
夫はうなだれながらも風呂にも入った。
ベッドに横たわったが眠れず
思考に押しつぶされそうになるので
寝室を出てリビングに布団を敷き
2人で横になった。
「○さん、亡くなった人だけど
とってもいい人でね
僕が困ってたら助けてくれたりする
いい人だったのに、僕がぁぁああ、死なせてしまってぇぇ」
一秒一秒が
肌に針が刺さってくるような辛さであるのに
眠れない夜があまりに長く
果てしないものだった。
つづきます
十二天のmy Pick