リアルタイムのお話ではありません。

過去に夫が起こした事故について書いています。

被害者やそのご家族を冒涜するものではありません。

加害者の妻が感じたことなどを綴っております。

ある事情で特殊な事案となっていますが

突然家族が事故を起こして途方に暮れている方へ

何かしら参考になればと思います。

一部不快な表現、直接的な言葉があります。

ご自身のご判断で読み進めてください。

苦手な方はお戻りください。

 

 

 

つづきです。

 

 

 

とても仕事ができる状態ではなかった。

また電話をかけると言ったが

なかなか電話はかかってこない。

 

会社に電話をかけてみようと思った。

夫の上長を呼び出してもらう。

 

 

 

「主人が事故を起こしたそうなんですが

どういう状況でしょうか。」

 

声を絞りだす。

 

 

 

「そうなんです。

もう相手の方は・・××が出てしまっている状況で・・

すべて○○さんが悪いというわけではなく

会社の方も悪い点はあったんですよね・・・」

 

 

その説明から間違いなく

相手の方が亡くなってしまったことがわかった。

 

まさに絶句であった。

 

絶句という言葉をこれほど体感したこともなかった。

 

しかし、同時に

オブラートはないのかと違和感を感じた。

あまりにも衝撃的な言葉だったのだ。

 

 

この違和感は未だに拭えていない。

いわば、お前の夫がとんでもないことをやらかしたという

それを思い知らせるために使ったような嫌な言葉だった。

 

 

 

「いま、現場検証をしてますが午後からは

警察署に移動して事情聴取があるそうです。」

 

 

この日は15時で仕事が終わったので

一旦家に帰る。

が、当然落ち着けるわけもなく

警察署に車を走らせていた。

 

 

つづきます