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2010年最後の「会いに行けるアイドル」

12月11日、東京・味の素スタジアムにて開催された
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AKB48

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全国握手会イベント「AKB48祭り powered by ネ申テレビ」に参加。「参加券(2)」が対象の今回、シングル2枚買って2枚とも「参加券(2)」だった人間としてはここしか参加できないわけで。しかし、味スタといえばサッカーの試合では何度も来てるけど、スポーツ以外のイベントはこれが初めて。なんとなく不思議な感じであります。

11:30スタートの直前に現着。今回はサッカーの試合で言えばホーム側にあたる北サイドスタンドを客席にして、ゴール裏の人工芝エリアに特設ステージとアリーナ席を配置。自分の席は下層スタンド後方だったけど、上層の最上段まで観客がいるというスゴさ。後に「入場者:約1.8万人」と発表されてビツクリ。しかも、晴天なのはいいけど12月にしては暑いくらいの日差しが。10月の東京競馬場も暑かったけど、寒いよりは全然いいのでありがたい。

イベントのほうは、お約束の『overture→会いたかった』からスタート。ステージを下手斜め横から見る形だし距離もあったけど、今回も大型ビジョンのフォローもあったし状況はそれほど悪くなく。内容は、優子が進行役でいつもの「ムチャぶり」2題。両方ともくじ引きでたかみなが選ばれる、ということはどっちにしても罰ゲームが待ってるというおいしい展開。特に、2本目のメンバーが「たかみなともちんみゃお」の3人で、ネタ合わせをする姿に旧チームAを思い出したのは自分だけではなかったはず。最終的に罰ゲームは会場に合わせて「サッカーでゴールを決めた後のセクシーなパフォーマンス」というネタで、トリで豪快にスベったたかみなが素晴らしい。最後に歌われた『Beginner』は、初めてナマで見たけどやっぱりアツい。燃える。みぃちゃんがちゃんとメガネかけてたのもポイント。そして、公式の場で初めて「板野友美2011.1.26ソロデビュー」も発表されて、大盛り上がりのうちにイベント終了。

イベントの後は、握手会とSDN48や研究生企画のステージが同時進行。「司会:イジリー岡田」を初めてナマで見た。今回は、東京競馬場での「場内の案内、誘導が不十分」「握手までの待ち時間が長過ぎる」「子供のファンへの配慮が欠けている」といった問題点が解消されるのかどうかに注目してたけど、結果的にはちゃんと対策が講じられていてひと安心。入場券で握手した後に2枚目以降の握手券引き換えとしたことで、結果的に自分が握手会開始から2回目の握手を終えるのにかかった時間は約4時間。これはよみうりランド時代よりも早かったくらいで、この点に関しては実効性があった。子供のファンに対しても「小学生以下のお子様にご同伴の保護者の方に限り『参加券「①」、「②」』のどちらでもお子様とご一緒の日程にご参加頂けるよう対応させていただきます」と改善されてたし、東京競馬場の反省が生かされてたことは評価したい。

そんなわけで2人1組14レーンの握手。
【握手会参加メンバー】※2名のペアとなります。
岩佐美咲、多田愛佳、大家志津香、指原莉乃、高城亜樹、高橋みなみ、仲谷明香、松原夏海、秋元才加、板野友美、梅田彩佳、大島優子、菊地あやか、仁藤萌乃、野中美郷、藤江れいな、峯岸みなみ、宮澤佐江、横山由依、米沢瑠美、河西智美、柏木由紀、北原里英、小森美果、佐藤亜美菜、増田有華、宮崎美穂、渡辺麻友
この中から1回目は野中宮澤組、2回目は岩佐高橋組と握手。参加メンバーを見て予想した通りの組み合わせでビツクリ。流れは速めだったけど佐江はめっちゃ元気だったし、たかみなはすでに日も暮れてほとんどのメンバーがコートを着込んでるなか、衣装のままでアツい握手をしてくれて満足。東京での2010年ラストのイベントとしては満足のいく内容でありました。

異色のコラボレーション!

5日、ishimaru soft本店にて開催された
「ニーハイ・エゴイスト」【初回限定盤A】「ニーハイ・エゴイスト」【初回限定盤A】
アフィリア・サーガ・イースト

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発売記念インストアイベントに参加。過去には何度かライブイベントで見たことはあるアフィリアのみなさんだけど、5thシングルにして初の単独イベント参加であります。

この日は、リリース日から5日連続で開催されたイベントの最終日。実は初日にも参加して、会場入りの時にアフィリアさんのプロデューサー・桃井はるこことモモーイがエレベーターの前にいるのがチラッと見えたけど「どうせ見に来ただけでステージには出ないんだろうな」と思ったら、イベントスタート直前のマイクトラブルで場をつなぐためにわざわざモモーイがステージに出てフォローするというサプライズな展開があってより印象深いイベントに。

そして最終日は日曜の夕方というのもあって、あの広い7Fホールが本当に満員御礼。ステージを見るのもひと苦労だったけど、イベント完走の感想をいいながら感極まって涙ぐむ“アフィリアのいいんちょー”ルイズたんがかあいかったし、サプライズでモモーイからのメッセージと「来春、1stアルバムリリース&ワンマンライブ開催」も発表されて感動的なラストに。

初日は諸般の事情で握手会には参加できなかったので、今回が初の握手。ルイズたんはやっぱり美人さん。そして自分が今までに握手したアイドルちゃんの中でも間違いなく最小クラスのコヒメたん(公称140cm)にはビツクリだし、他のメンバーももれなくかあいいのはやっぱりスゴい。ファンタジー系の「学院型ガールズ・ボーカルユニット」ということでそれぞれキャラ付けがある「2.5次元」なノリなのも他のアイドルとは一線を画してるし、おもしろい。
『ニーハイ…』は「作詞:志倉千代丸×作曲:つんく(編曲:平田祥一郎)」のコラボということで、楽曲的にはかなりハロプロっぽい。トゲトゲしいタイトル通りな曲調で、その独特な振り付けも印象的。サウンドでもビジュアルでもかなりキャッチーで良いですよ。「絶対領域満載」なPVも素晴らしい。

「作詞:桃井はるこ」の、ゲームネタてんこ盛りなc/w『恋をゲームにしないで!』は逆にかあいらしいし、これは売れるんじゃないっスかね。イベントでは「目標:オリコンウィークリー50位以内」を掲げてたけど、行ってしまいそうな予感。

と思ったら(代表して)ルイズたんのブログの通り、本当に目標をクリアしたとか。というわけで、2011年はアフィリアのみなさんにも注目していきたいと思っております。

「総てはこの手の中に在る!!!」

20日、ディアステージにて開催された「黒崎真音スペシャルライブイベント」に参加。完成したばかりの黒崎真音デビューシングル『Magic∞world』(11.24 out)のPVを世界初公開!という企画で、今回はメール応募による抽選制の有料イベント。とりあえずチャレンジしてみたところ、何とか当選。ちなみにアニメのほうは録画してるんだけど全然見れてないという。でも『Magic∞world』の着うたはダウンロードしたので勘弁してください。

20:30スタートのイベントは、進行役の冨田Pが呼び込む形で真音さんが登場。初のPVを公開するということで、ふたりともちょっとテンションがおかしくなってる様子。内容はPV上映→メイキング映像上映&トーク→ミニライブという構成。「変化」をテーマにしたというPVは、確かに驚きの変化満載。前半は「ビン底メガネのダサい女のコが美麗な歌姫に変化」、後半は「『禁書目録』のインデックスたんから『灼眼のシャナ』まで、ジェネオン作品のヒロインに変化」という展開。メインの歌シーンは高層ビル屋上のオープンセットで、それを空撮したカットもインサートされるという凝った作り。この内容を見ても、レーベルがどれだけ真音さんに力を入れているか、というスゴさですよ。


トークでは撮影のエピソードとして「東京タワーのライトアップを背景に入れ込むために時間との戦いだった」等のネタを披露。それでも映像を見る限りでは終始楽しそうな表情の真音さんでありました。

最後のライブでは『H.O.T.D.』から『fuss fuzz』『Return to Destiny』を、『禁書目録』からc/wの『ANSWER』、そしてPVをバックに『Magic∞world』の4曲を披露。新曲は初めて生で聴いたけど、どちらもまさしく王道のアニソンという感じ。本当に素晴らしい。そしてPVは初回限定盤シングルにDVDが同梱されるということで、リリースが楽しみであります。まだ1ヶ月あるけど。


イベント終了後は2Fに移動して飲んでたけど、閉店時間になって帰るときにまだ真音さんが1Fにいらっしゃったので久しぶりにご挨拶もできたし、参加できて満足であります。

ゆっくりでもいいので立ち止まらずにお進み下さい

13日にリリースされた渡り廊下走り隊ファーストアルバム
廊下は走るな!(初回盤A) 廊下は走るな!(初回盤A)
渡り廊下走り隊 渡辺麻友

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リリース当日には池袋サンシャインシティアルパB1F噴水広場にて発売記念イベント「『握手も走るな!』~ゆっくりでもいいので立ち止まらずにお進み下さい~」開催。平日にもかかわらず先着1000名限定の握手会にはさすがに参加できなかったけど、16:30スタートのミニライブにはなんとか間に合う。

ライブでは『ギュッ』『猫だまし』『完璧ぐ~のね』の3曲を披露。5人での『ぐ~のね』は初めて見たけど、間奏ではちゃんと「5ぐ~のね」までやるんだねえ。そして今回最大のサプライズは「司会:せんだみつお」。個人的にはまさかこんなところで本物を見れるとは思ってなかったのでうれしかったけど、観客のほとんどは「誰?」だったんだろうなあ……。それも含めて短いながらも楽しいイベントでありました。

そして17日、ベルサール神田にて開催された握手会に参加。池袋で握手できなかった分をここで!だけど、残念ながらはるごんは舞台出演のため欠席。

会場に入ると、ちょうどメンバーが最初の休憩に入るところでムダに30分ほど待つハメに。握手は下手から「なつ→まゆ→あや→らぶ」の流れで、右手を負傷中のらぶたんだけ左手での握手に。久しぶりの握手でちょっと緊張したけど、前日まで体調不良だったまゆゆも一応復活してたし、握手できてよかった。でもやっぱりはるごんがいないのは残念。来月のラクーアのイベントも参加したいものであるなあ。


ちなみにアルバムのほうは、ワロタらしいバラエティに富んだ全12曲。ワロタといえば、公式に「うしろ髪ひかれ隊の妹分」だけど、前にも書いた通り音楽的には「うしろゆびさされ組の正統的後継者」に違いない。新曲もおもしろいモノが多いので、デビューシングルである『青い未来』が真面目過ぎて浮いてるくらい。王道なアイドルソングのまゆゆソロ曲『麻友のために』もなかなか。AKBとは違うアイドルらしい楽しさ満載の1枚であります。

「会いに行ける(けどかなり苦労する)アイドル」

11日、東京・JRA東京競馬場にて開催されたAKB48「17thマキシシングル
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【通常盤】全国握手会イベント AKB48祭り powered by ネ申テレビ」に参加。

よみうりランドオープンシアターEASTにて開催された前作『ポニーテールとシュシュ』のイベントの時「こういう形式のイベントとしてはもう物理的に限界なんじゃねえかな」と書いたし、これ以上の動員に対応するには野球場とか陸上競技場の類でないと無理な気がしてた。実際、詳細が発表される前のオフィシャルブログでも「よみうりランドではやらない」と表明されてたのでどこで開催されるのか?と思ってたら、まさかの東京競馬場。今まで大人メンバーがJRA関連の仕事をしてたとはいえ、この展開はさすがにビツクリ。

そんな「初の試み」がどう展開されるのかという期待も持ちつつ、11時イベントスタートの30分ほど前に現着。さすがに入場者多数でしばらくは入口の前で待たされるほど。受け取った握手会整理券番号は37000番台。『ポニシュ』イベントの時、夕方の入場で29000番台だったことを考えると動員の増加は予想以上。

イベントのほうは、今までは優子が仕切ることが多かったけど今回はたかみなが進行役に。そしてSKEから松井JRも参戦。個人的には初のナマ珠理奈ですよ遠すぎて全然見えなかったけど。ただ、競馬場ということでメインスタンド前に設置されてる超大型の「ターフビジョン」で映像として見れたのはよかった。イベントの内容は「ナタリー」のレポート がとても詳しく書かれてるのでそちらをご参照していただくとして、とにかく「たかみな大活躍!」な展開で非常に楽しめた。(結果的に)笑いが取れて、進行もできるというのはさすがキャプテン。

その後は握手会。第1部と第2部に別れ、スケジュールの関係で選抜メンバーのほとんどは1部のみの参加に。で、37000番台の整理券を掴まされた身としてはその時点で1部への参加はあきらめてたけど、案の定20000番台前半で1部は終了。SDNや研究生のステージを見つつひたすら待つ。


(握手会開始から約7時間経過)


握手会は「20時終了予定」で、残り30分を切ったところでようやく38000番台までの誘導が始まる。握手券は2枚しかないので、今回は「まだ握手したことのないメンバー」と握手しようと思って、ひとりは最初から「あーみん」こと前田亜美ちゃん(チームA)に決めてたけど、もうひとりを誰にするか最後まで悩んだあげく「ゆったん」こと増田有華ちゃん(チームB)に決定、ゆったん→あーみんの順で握手。ゆったんはめっちゃパワーのあるコだったし、あーみんは長身で顔ちっちゃくてモデルみたいだけど中学生らしいあどけなさもあって本当にかあいい。握手できて満足であります。


というイベントだったけど、実際には問題点が多数見受けられたわけで。

まず「立見ブロック指定:Gブロック」と書かれた入場券を渡されて、会場に行くと上手から「F←A」と立見ブロックが並んでたので下手の方に移動するとFブロックまでしかない。係員に尋ねると「GはAブロックに入ってください」と案内された。これは入場券配布場所でも会場内の案内表示でも一切アナウンスされておらず、係員に尋ねなければ絶対に分からなかった。この時点で「入場者に対しての案内が不十分」という事実が露呈。

Aブロックに行くと、当然ステージから一番遠いブロックなわけで、ステージをほぼ真横から見る形で、実際にはほぼ見えないに等しい。ターフビジョンによる映像のフォローがあるからそこは我慢するにしても、肝心の音声がほとんど聞こえない。スピーカーがステージ脇にしかないので、歌ならまだしもトークとなると内容が聞き取れない。しかも、その後のイベントではメインスタンド設置のスピーカーからも音声が出るようになってたのが余計に腹立たしい。事前に音響面のチェックが十分になされたのだろうか。「今回は、その待ち時間もお楽しみ頂けるように、AKB48研究生、SDN48による、パフォーマンスやトークコーナー(ゲームコーナー)も予定しております!」ということだけど、タイムテーブルが公表されてなかったのでいつ何が行われるのかも分からなかった。

そして「子供にせがまれて初めてイベントに参加した家族連れ」のような参加者に対する配慮も全く足りなかったのでは。自分が会場に入った時点で「女性・児童優先エリアは満席」と表示されてたし、何よりそんな参加者を夜遅くまで待たせるなど言語道断。選抜メンバーと握手できずに帰った参加者も多いと聞くし「小学生以下は最優先で握手会に参加させる」というような方策をなぜ取れなかったのか。

握手会への参加でも、客席から4Fにある会場への行き方が説明されなかったし、建物内の階段、エスカレーターが閉鎖されてたのでどこから入るのかすぐには分からなかった。会場内でもメンバーによって列への導入部が違ってたけど、その案内も不十分。

最終的には、握手会が途中で打ち切りになって「番号付き整理券をお持ちの方は今後AKB48が行う、握手会イベントに振替でご参加した頂けるように致します」(オフィシャルブログ より抜粋)という結果を招くという。確かに想定を上回る動員ではあったかもしれないけど、結果がこの有様では非難されて然るべきだろう。そして何よりも、8月にリリースされたシングルのイベントが10月に開催され、しかも地方はまだこれからの開催という時点でもうリリースイベントとして「破綻」しているのではないだろうか。


そんな感じで「初の試み」としてはとても残念な結果に終わった今回のイベント。仮にも「会いに行けるアイドル」を標榜するのなら、次回開催があるとするならばそれらの点が改善されないとさらに大きな問題になりかねないわけで、運営側には猛省を求めたいところであります。