報告が遅れてしまい、失礼しました。



先週の3月11日金曜日に、日本列島太平洋岸の三陸沖を中心に発生して甚大な被害を及ぼした、今回の東北関東大震災。




地震が発生した時、俺は震源地からさほど離れていない、栃木県宇都宮市の実家に居ました。




久々に感じる大きな揺れ。

いつも通りすぐに止むだろう・・・と思いきや、いっこうに治まらず、しかも次第に大きくなっていく始末。

いつもとは違う、ただならぬ感覚を覚えました。



幸いにも家そのものが崩れることはなく、部屋の中が散らかったり、食器棚の中の茶碗やビールグラスが割れ、おふくろが使ってたタンスが一棹(ひとさお)だけ、思いっきり落ちてぶっ壊れる程度で済み、実家の近隣や周辺も、はたから見て大きな被害は全くありませんでした。



実家や近辺の状況把握・安全確認が無事に済み、余震もある程度治まった段階で父親や母親と電話やメールで連絡を取り、家族全員、親戚全員の無事を、なんとか夜の7時~8時過ぎくらいまでに確認することが出来ました。




落ちていた茶碗を片付け、仕事に出ていたおふくろが帰ってきてから、乾電池などの必要物資を買い集めました。




女性ばかりの従姉妹の家は屋根のカワラが落ちて、軒下のプラスチック製の雨よけにぶつかって穴が開いたりする程度で済み、翌日、知り合いの大工に来てもらって、事なきを得ました。



東京にいる従兄妹や伯母も、帰宅難民にこそなりましたが、全員無事との確認が取れました。



千葉の成田空港方面へ仕事に行っていた母方の叔父も、遠回りこそすれ、なんとか無事に帰り着けたようです。




水道・ガスは運よく使えたものの、停電の影響で家の中も近隣も町も、夜はみんな真っ暗。

信号も全て止まってました。


エアコンやファンヒーターも電気を必要とするため使えなかったので、その日は1階の茶の間でカップめんなどで夕食を済ませ、毛布2枚、かけぶとん1枚をかぶり、マフラーさえも巻いて寝ました。

寒さと先行きの不安さから、あまり満足に寝つけなかった。





次の日は、電気を使わなくても暖が取れる石油ストーブを手に入れようと親父と一緒に車で駆け回りましたが、公道、県道、主要道路は渋滞ばかり。


家電量販店やホームセンター、スーパーやコンビニにも大小の行列ができており、電池や携帯電話の充電器などは良くてもほぼ売り切れ直前状態。


それでもなんとか食料などの必要物資を買い込み、従姉妹の家に寄って、運よく1台あったストーブを貸してもらい、実家に戻ると電気が戻り、テレビの修理業者の方が来てくれて、テレビも修理完了。



ほっとひと安心し、夕食も普通に取れましたが、これから何をどうしたらいいのか、という考えや思いがめぐり、その夜は全く眠れませんでした。




昨日は来る計画停電・輪番停電に向けてもろもろ準備していましたが、結局俺らの実家のあるJR駅東地区は今日は停電の対象とはならなかったみたい。



しかし、電気など使う気にもなれず、必要最低限の通信機器(電話、ファックス、ネット回線のモデムなど)以外のコンセントは全て抜き、本来停電するはずだった時刻まで真っ暗な部屋で睡眠をとって体力を回復させました。



昼前には、日本赤十字の献血センターへ行って、献血をしてきました。

医療関係も、きっと大変になるだろうと思ったので。

基本的には、県内における自給自足だと言われたけど、被害の大きい茂木とか真岡の医療機関で使ってもらえればいいと思ったし、足りなくなれば隣県の福島にも届けてもらえると教えてくれたので。



スーパーやコンビニなども、物資の供給や店そのものの営業の方にかまけざるを得ない状況になっていて、募金箱などを用意しているヒマが全くと言っていいほどないようので、支援や寄付もやりたくてもしようがないんスよ。



だから、電車も全て運休状態である地方民の俺にはその程度のことしかできない。




東京はじめ、首都圏にお住まいの皆さんも、電車の運行状況が混乱していて通勤通学にあたって苦労を強いられていると思いますけど、運行がある程度まで回復し、ある程度満足に通える状況にある方などは、地震が起こる前と同じような日常生活を送って、日本の経済を支えてください。

自動車やバイクで通勤の方は、数時間程度歩いたり自転車に乗ったり・・・・・・それだけの我慢でも、立派な支援となります。


それと、様々なメディア媒体などでしつこいくらいに見聞きしていることと思いますが、節電・節水・省エネ・物資の節約にご協力ください。


隣県の福島や知り合いのいる茨城などは、今、本当に物資がない地域が目立ってきています。

食料、水、ガソリン、日用品、衣料品、医療用品・・・・・・とにかく首都圏で水道・ガス・電気のライフラインがある程度使える環境・状況にある方は、必要以上の買い込みなどを控えるよう、お願いします。



水さえあれば、きちんとした食事をしなくても、ある程度は大丈夫なはずです。





被災地の隣県に住み、首都圏方面への交通手段もほぼ断たれている俺が、今回の地震・津波災害の支援などのために、自分の使えうるすべての手段を駆使して、このブログを使ってお伝えできることは、せいぜいこの程度です。



この記事の内容に関して、いかなる批判や避難も、甘んじて受けます。

コメントでもメッセでも構いません。




とにかく、日本をまた元通りにするために、みんなで頑張りましょう。





絶対、大丈夫!!!!!!!!!クウガ