かつては北海道の中心として栄華を誇った小樽には、市の指定した歴史的建造物が85棟あり、明治から昭和初期までの繁栄を偲ばせています。

今回は、その中から、小樽レトロ建築の花 【北のウォール街】 と呼ばれる、色内町の金融街をぶら~り、お散歩いたします。

寿司屋の登場しない小樽の小旅行、町歩きですが、最後にはグルメも登場しますので、乞うご期待。

 

[日本銀行 旧小樽支店]

駅正面から中央通りを下り、セントラルタウン都通りを右折して、アーケードを抜けたら、左折すると、右側に聳え立つ、重厚なビルが見えます。北のウォール街に燦然と輝く「日本銀行・旧小樽支店」は、無料案内ツアーもあり、最初に訪問することをお奨めします。

石造りの建物は、東京駅・丸の内口駅舎、日本銀行本店、奈良ホテルなどの設計者・辰野金吾と、その弟子である長野宇平治等が設計、明治45(1912)年の竣工。石造り風のルネッサン調の豪華な作りは、実はレンガの基盤に、モルタルで表面細工を施ししたものです。

 

内部には立派な大理石、しまフクロウのレリーフなど、大きなホールの内部は圧巻です。 

 

内部には数多くの資料が展示され、毎日14時、15時から30分の無料ガイドツアーがあり、小樽の盛衰、その歴史を日本銀行行員の美人ガイドさんが詳しく解説して下さいます。

 

 

[旧・小樽商工会議所]

昭和3年竣工の鉄筋コンクリート3階建て、左右対象にせず正面右の不思議な四階部分が気になりますよね。外壁は千歳石、玄関は大理石の荘厳な建物も、今は使われずに空き家と化しておりました。

 

 

[旧・第四十七銀行 小樽支店]

昭和初期の典型的な銀行建築で、見た目の印象と異なり、木造りの二階建て。現在は建設会社の所有で、テナント募集中です。

 

[旧・安田銀行 小樽支店]

昭和5年築、2階建て鉄筋コンクリート造り。現在は和食レストラン「花ごころ」として活用されています。

 

 

次は、金融街の中心で、似鳥美術館として再生された新施設に足を延ばしてみます。

[北のウォール街 篇 02]

Don't go away and together with me some more.