北陸へGO! 最終回
とうとう最終回になりました!
急ぎ足で、金沢城公園へ。
まずは石川門。
重要文化財です。
この出窓、敵が石垣をよじ登ってくるのを防ぐ目的に設けられているんですよ。
出窓の床板は外せるようになっていて、そこから石を落とすんです。
格子の部分は、鉄砲を使うための隙間です。
金沢城は何度も火災にあっていて、1759年の火災で城内のほとんどが
焼失してしまいました。
この石川門は1788年に再建されたものです。
なが~い五十間長屋。
菱櫓と橋爪門続櫓を結ぶ二層の多聞櫓です。
普段は倉庫として使用されますが、戦闘態勢に入ると同時に砦に変身します。
出窓のフリをした石落とし&鉄砲狭間が各所に配されています。
あれ???
前に来た時って、金沢城址って書いてある木の棒が立ててあるだけで、
金沢大学のキャンパスだったような気がするんだけど・・・?
記憶違いかなぁと思っていたら、平成7年まで本部キャンパスが
ありましたが、平成13年から金沢城公園になったそうです。
平成10年3月から平成13年7月までの3年4ヶ月をかけて
菱櫓、五十間長屋、橋爪門続櫓、内堀、橋爪橋、橋爪門、土塀が
復元されました。
総工費は約46億円、建物延べ床面積は約1900平方メートルです。
橋爪門と続櫓
橋爪門は、二の丸の正門です。
高麗門形式の「一の門」、石垣と二重塀で囲まれた「枡形」、
櫓門形式の「二の門」からなる枡形門で、枡形は城内最大の規模です。
「石川門」「河北門」とともに「三御門」と呼ばれ、二の丸御殿へ至る
最後の門として、通行に際して三御門のうち最も厳しい制限がかけられ、
橋爪門続櫓は、三層の物見櫓で、三の丸で戦闘が起こった時の
指揮所の役割を担っていました。
五十間長屋からのながめ。
菱櫓と五十間長屋の軸組模型
実物の10分の1で制作されています。
櫓の復元にあたり、施工に携わる大工さんが柱や梁の組み合わせと施工手順を
事前に把握するために作られました。
菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓の内部
加賀藩の政治の中心で、藩主の住居でもあった二の丸御殿を守るという
重要な役割を持った建物です。
五十間長屋の長さは、なんと98メートル!
武器や非常用の食料などを保存する倉庫として利用されました。
まだまだ工事が続いています。
当時の大工さんがこの光景を見たら、ビックリするでしょうね~。
サクッと見学した後は、お昼ごはんへGO!
茶寮 不室屋で麩久箱膳をいただきました。
不室屋では昭和30年頃まで、箱膳で食事をしていたそうで、
その時に使われていた箱膳を茶寮風にアレンジして、麩料理を
盛りつけて提供しています。
このお店も弟チョイス。さすがです。
ワタシが選んだお店は、ネットで見かけだけで選んだので
ちょっと失敗でした。
これで北陸の旅日記はおわりです。
1ヶ月近くかかってしまいましたが、お付き合いありがとうございました。