小旅行 ~1日目その3~
すごい長編です。
お時間の無い方は、素通りしてください。
旅行の日程としては、
オットは半日仕事なので、車で現地入り。
私と母は、朝から行動開始。
東武春日部駅から、スペーシアに乗って鬼怒川へ。
そこからバスに乗って、東武ワールドスクウェアで遊んだ後、
湯西川温泉の宿へ行く予定でした。
しかし…
切符を買う段階ですでに珍道中が始まってしまいました。
最初に行った窓口で、
「ここでは特急券を扱ってないから、駅長室に行って。」
と、言われました。
なんでなんで と、思いながらも駅長室へ。
しかし、ここでも、
「えーとね、ここじゃなくて、そっちの角の窓口に行って。」
と、言われ、なんなんだよぅ! と、思いながら角の窓口へ。
ここで、やっと発券してもらえることになりました。
しかし…
「ほぼ満席でね、違う車両でもいいかな?喫煙席ならあるけど。」
とのこと。
前々日、インターネットで空席照会した時は、全然うまって
なかったから安心してたのに~。
せっかくの旅なのに、席はおろか車両まで違うなんて
つまらない。
たらいまわしにされて、時間も無くなっていたので、喫煙席で
取ってもらいました。
さぁ!気を取り直して出発!
したのですが、春日部駅より二つ手前の駅で車内アナウンスが。
「大宮駅付近で踏切事故が発生しました。」
なんやて?
あと一歩のところまで来て、電車が止まってしまったのです。
じりじりしながら待っていると、再度放送が。
「ただいま岩槻~大宮間の運転を見合わせております。
そのため、各列車に5分程度の遅れが生じております。」
ひょえ~ ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
切符購入の際のたらいまわし事件によって、乗り換えの時間が
6分しかない私たち。
焦っていると、発車のベル(古い?)が。
ドキドキしながら、なんとか春日部駅に到着。
ひとつ向こうのホームには、スペーシアが滑るように入ってくる
ところでした。
間に合うかもしれない!
運動音痴の母娘ですが、必死に階段をのぼり、スペーシアの
ホームへ急ぎました。
2時間サスペンスなんかだと、主人公はドアが閉まる直前に
列車に飛び乗るんですよね~。
でも、現実はそんなに甘くなかった…
ホームに下りる階段の途中まで来た所で、スペーシアは
静かに動き出しました。
すっごい寂しい気分になりましたよ… (T_T)
泣いている時間も無いので、春日部駅の改札へ行き、
違う列車に振り替えてもらう手続きをしました。
しかし…
「えーとね、次は1時間後の列車ですね。」
なんやて?
私の怒りが通じたのでしょう。
駅員さんは、あわてて時刻表を調べ始めました。
「あー、臨時列車が30分後にあります。」
臨時列車は、スペーシアじゃなかったので、ガッカリでしたが
仕方が無いので、取ってもらいました。
オットにその旨をメールし、私たちは臨時列車に乗り込みました。
この列車は、鬼怒川温泉駅までは行ってくれないそうで、
下今市で各駅停車に乗り換えることに。
そうこうしているうちに、やっと東武ワールドスクウェアに到着。
行楽シーズンなので、さぞや混雑しているであろうと
予想していましたが、園内は閑散とした雰囲気。
つまらないという情報は、本当なのかも…
あきらめに似た気持ちで、足を踏み入れると、どうしてどうして
世界遺産たちの精巧なミニチュアがズラリと並んでいる様は、
素晴らしいものでした。
今日もちょっとだけ載せちゃいましょう。
厳島神社の鳥居です。
奥に、神社が見えます。
全体を写すと
こんな感じ。
一通り見終わったところで、雲行きが怪しくなってきたので
一路、旅館へ。
バスが行ってしまった後だったので、タクシーに乗って
鬼怒川温泉駅へ。
運転手さんは、東武ワールドスクウェアに思い入れがある人らしく
駅に着くまでの間、ずっと絶賛してました。
さて、切符を買おうと券売機の所に行くと、
『便利なパスネットをご利用ください。』
と、書いてあるので、私たちは持っていたパスネットで
改札を入り、湯西川温泉と書かれたホームへ。
ホームの時刻表(これが、ちっさいんですよ。すごく見づらい。
しかも、高いところにぶら下げてある。)によると、次の電車は
約10分後。
その頃、オットからメールが来て、早く着きそうだから、
湯西川温泉駅で拾うよという事でした。やった~
しかし…
待てど暮らせど、私たちのいるホームには電車は来ません。
向かいのホームに、2両編成の電車が停車しているだけです。
その電車は、かなり長い間停車したあと、ゆっくりと、
来た道を折り返して行きました。
絶対におかしい。
なんで電車が来ないの!?
空では雷も鳴り出しました。
再び改札口に戻り、駅員さんにたずねてみました。
「今、出て行ったのがそうですよ。」
なんやて?
「だって、ホームが違うじゃないですか!そもそも、どうして
違うホームから発車する電車まで、あのホームの時刻表に
載ってるんですか!?」
怒る私に、駅員さんはしゃらっと
「どのホームにいても、何時に電車が出るかわかるようにです。」
と、言うのです。
おかしいだろ!そんなの!
心の中で叫んだつもりでしたが、どうも言ってしまったようでした。
ビビる駅員に、次の電車をしつこいくらいに確認し、30分待って
4両編成の電車に乗りました。
オットはすでに湯西川温泉駅に到着して、私たちを待っています。
仕事で疲れてるのに、気の毒しちゃったなぁと思いながら、
電車に揺られていると、車内アナウンスが。
「この電車は、新藤原駅止まりです。湯西川温泉方面へ
お出かけのお客様は、お乗換えです。」
なんやて?
さっきの駅員、何も言ってなかったぞ!
湯西川温泉駅に行きたいって、あんなに念押ししたのに
「次の電車で行けますよ。」
って、言ったぞ!!!
そりゃー、乗り換えたら行けるけどさ。
なんだよー!!
ビビる駅員とは、すでに鬼怒川温泉駅でオサラバしていたので
文句を言うことも出来ず、新藤原駅に到着。
幸い、すぐに乗り換えることが出来たので、良かったけど。
しかし…
電車の中で、車掌さんが乗車券を確認しに来たんです。
パスネットで入った事を告げると、車掌さんは困ったように
「あー、それ、使えないんですよねー。」
と言うのです。
ちょっとだけ、なんやて?と思いましたが、もう疲れてたし
車掌さんが悪いわけじゃないしね。
切符がね、すっごいアンティークでしたよ。
メモ帳から一枚切り取って、パチンパチンと穴をあけるタイプ。
すごいのは、その切符、山手線の駅もちゃんと載ってるんですよ。
この路線からスタートして都内に行く時って、新宿とかに
パチンって穴をあけてもらうんですかね。
母と、切符を珍しがっている間に、湯西川温泉駅に到着。
外に出ると、すっかり夕方になっていました。
オットは、工事中のためになーんも無い駅で、
30分以上も待たされたというのに、ニコニコしながら
待っていてくれました。
なんていい人なんだオット!
そこからは、何の問題も無く、車で20分程度で旅館に到着。
温泉につかり、おいしいお料理を食べて、お酒もガブ飲み。
楽しい時間を過ごしました。
なんでこんな珍道中になっちゃったんだろう…?
オットいわく、
「日ごろの行いの違い?」
なんやて?