先日、ゴルフに行った時のひとこま。(試合ではなく、プライベートゴルフの話です)
その日は、ほとんど面識の無い方々と4人でラウンドしたのですが、1番ホールスタート直前に、一人の方が「今日は仕事の電話がかかってくるかもしれませんので、途中で電話出ますがすみません・・・」と私を含めた三人に前もってことわりをいれられました。
そうすると、一人の方が「せっかくの休みの日にゴルフをしているんだから、仕事の電話なんてやめておきなよ」とおっしゃいました。(もちろん、嫌らしい感じなくです)
それを聞いたもう一人の方が、「でもさぁ。仕事がんばってなきゃ、今日ゴルフなんてできない訳だし、仕事をおろそかにしちゃだめだよ。電話なんて途中でいつでも出ていいよ」とおっしゃいました。
ひとりは、せっかくの休みを仕事を忘れて楽しみたいと思う人。
もうひとりは、仕事があるから今、遊べるんだからと思う人。
どっちも正しいんですよね。(笑)
でも、ふたりの考え方は正反対に近い。
この二人が論争をしたとしても、一生平行線なんだろうなと何となく思ったのです。
そう。
世の中って、正解がひとつではない事の方が多くて、でも、組織としては方向性を決めないと行けない時があります。
別に、ゴルフを純粋に楽しんだって、仕事をしながらゴルフを楽しんだって、どっちも正解な訳で。
その時なんとなく、今までの僕は自分の正しさをなんとか正当化させて組織作りをしてきたのではないかと、思ったのです。
僕の考え方が正しいんだと。
違うんですね。きっと。
大事なのは「正しいか、間違っているか」を伝えることじゃなくて、
僕はこう思うんだ!
と、みんなにもっともっと伝える事なんだと思いました。
人の数だけ、正解がある。
「山村がそう考えるだったら、ついていくよ!」
そういってもらえるような人間になっていきたい。
人生に迷ったときこそ、原点にもどることで気づくことができる本質がある。
「迷えば原点」