しびれました!
今年の鈴鹿はしびれましたね!
なんといっても、「小林可夢偉」の走りは感動しました。
涙がでてきました!
僕は中学生のころからのF1ファンでして、鈴鹿には10回くらい観戦にいっています。
去年も、三菜子さんとふたりで観戦にいきました。
今年は、さすがに来月出産なのでいきませんでしたが、横浜での国際歯科学会を終えて、
自宅でビデオ観戦しました。
小林選手は、ザウバーのレギュラードライバーとして、今年たくさんの入賞を果たしていましたので、期待はしていましたが、そうはいっても非力なマシン・・・
なんとか完走してくれれば・・・
と、思っていましたが、僕の想像をはるかに上回る走りでした!
レース終盤のあの鬼神のような走りは、僕のF1観戦人生の中でも、あの92年のセナVSマンセルのモナコGPに匹敵するくらいの感動でした。
本当にすごかった!
素晴らしかったです!
小林選手には、秘めたる想いがありました。
それは、これからの日本におけるF1人気についてなのです。
ここ数年、日本人ドライバーはF1で活躍していません。
残念ですが、ポイントすらとれる状況ではありませんでした。
トヨタの撤退、ホンダの撤退。そして、今年でブリジストンも撤退します。
そんなF1から日本が関係しなくなる中で、唯一、一年に一度、日本で開催されるF1グランプリがF1に興味があまりない国民の方であっても、テレビ中継をみるきっかけをつくることができる機会なのです。
小林選手は言います。
「F1中継をみて、興奮して、感動した子供の中から、将来のF1レーサーが生まれるんです。だから、僕の役割はとてつもなく大きいのです。自分がどうかしたいとか、どうかなりたいではなくて、将来の日本のF1のためにも、僕が頑張らなくてはいけないのです。僕が、結果を残さなければ、日本でのF1人気は終わってしまうのです」
なんという責任感・・・
なんという志の高さ・・・
男だぜ(笑)
でも、
そういった志をもつ人間に勝利の女神は微笑むのですね。
いつクラッシュしてもおかしくない状況の中、彼はベストファイトをしてくれました。
7位完走。
素晴らしい成績です。
あれだけ抜きまくったレースを久しぶりに見ました。
女神が微笑んでくれたようなシーンはたくさんありました。
でも、僕は思うんです。
血がにじむような努力をし、高い志を持って、社会に貢献しようとする人間をみると、きっと勝利の女神は微笑みたくなるのではないかと。
勝利の女神は、微笑みたい人を探しているのではないかと・・・
そう思わざるを得ないのです。
偶然やラッキーなんて、何度も続きません。
そこに運が左右するならなおさらです。
でも、僕は思うんです。
勝利の女神は、ずっと探してます。
微笑む相手を。
そんな気がするんだぁ。
僕も、女神に微笑んでほしければ、努力するべきですね。
きっと、そんな気がするんです。