岡崎市・豊田市の歯医者 すまいる歯科の山村でございます。

みんさん。これ、何だと思いますか?
そうです。アンパンマンの人形です。
この人形で涙を流している人間がいます。
僕の母親です。
今日、8月28日は、僕の母親の誕生日なんです。
そして、先ほどのアンパンマンは、電報なんです。
すまいる歯科のメンバー全員で、僕の母親の誕生日の為に、「アンパンマン電報」を実家におくってくれたのです。
一日の仕事に疲れて、少し、不機嫌な僕に、母親はきらきらした笑顔で、楽しそうに話しかけてくれた。
最初はなにがなんだか、わからなかった。
メンバーからおくられたアンパンマンの人形と、電報を手に、本当にうれしそうに僕に話しかけてきた。
全然、知らなかった・・・
まさか、こんなことをしてくれるなんて・・・
感激とか、感動とか、そんなチープな表現ではあらわすことなんてできない。
僕は聞いたことが無い。
こんなことをしてくれる、いわゆる従業員を見たことがない。
今も、僕の目には涙がたまっている。
本当に、全然知らなかった・・・
僕は今、実家(名古屋)から通っているのだが、実の姉がすまいる歯科の近くに嫁いだので、2月に1度くらい、僕の母親が、すまいる歯科にやってくる。
すまいる歯科にくると、僕の母親は、いつも裏の掃除を始める。
30歳をとうに超えた僕としては、その母親の行動は、ありがたいものの、「親離れしていない」イメージを自分自身で勝手にもってしまい、正直、心地よいものではなかった。
母親の姿に気づくと、うちのメンバー達も笑顔で一緒になって裏の掃除をしていた。
ありがたい。
ありがたいのだが、でも、心につっかえているものもあった。
今日初めて話す、真実だ。
でも、今日の出来事ではっきりとわかった。
僕のミクロのようなちっぽけな自尊心など、どうだっていいのだ。
こうやってブログを書いていると、自分の器の小ささに本当に嫌気がさしてくる。
何故、僕はそんな小さなことにこだわっていたのだろう・・・
自分の息子が開業して、がんばっている姿をみれば、それに少しでも力になりたいと母親が思うことのほうが自然で、それを「親離れしていない」と恥ずかしがる僕の方がおかしいということに、強く気づいた。
そして、その子を思う母親の気持ちに、同じ女性として共感し、いつもなかよく掃除をして、お茶でものんで雑談して楽しそうにしているメンバーの姿になぜ気づかなかったのか?
僕ですら、油断をすれば忘れてしまうかもしれなかった母親の59回目の誕生日に、メンバー全員でサプライズ電報をおくる心遣い。
僕は何を見ていたんだろう。
僕は何を・・・
手前味噌になってしまって申しわけありません。
でも、言わせてください。
川島さん、後藤さん、高嶋さん、寺田さん、中村さん、吉沢さん(50音順)
あなた達と、一緒に仕事ができて、僕は最高の幸せものです。
あなたたちとなら、本気で最高の歯科医院を創ることができると思います。
あなたたちの心の清らかさに、僕はどんな経験をすることよりも多くの、そして大切な気付きを得ることができました。
ありがとう。
そして、母さん。
僕を産んでくれてありがとう。
僕のそばには、こんなにも素敵な人たちがいます。
あなたの子供であることを誇りに思っています。
これからはいつでも遊びに来てください。
人の優しさに、気づけなくなったとき、僕の成長は止まる時だと思います。
もう一度、チャンスを・・・
「ありがとう」なら何万回も言ってきました。
でも、ここで、心から言わせてください。
みんな。
ありがとう!!