2話「直ちに人体に影響はありません」
鬱ノ宮高校の悲劇
第2話「直ちに人体に影響はありません」
あの地震から2日後。
「ええとぉ~ 化学室で爆発が起きましたがぁ~」
白衣を着た長身痩躯の化学教諭、
逃田電一郎がそう言うと、
集まった生徒達からどよめきが起こった。
「ああぁ~ 全然大丈夫ですからぁ~
直ちに人体に影響を与えるレベルではありませんので~」
逃田は両手を振って、
今後何十回となく繰り返すことになるフレーズの、
最初の1回を口にした。
…何のレベルが、だよ?
というツッコミは無かった。
化学室には原子力の稼動施設があり、
そこで発電した電力を校舎内に供給している。
そのことは全校周知の事実だったからだ。
「他校の手は借りず 我々だけで事態を収拾しますのでぇ~
化学のことは化学部におまかせを~」
化学部の顧問でもある逃田はそう言うと、
眼鏡を中指でつっと持ち上げた。
「おいおい大丈夫か?あいつらだけで」
「今度はマジやばそうよね」
「化学部の子たち、可哀相…」
生徒たちの不安は収まったようには見えない。
「ああ~ご心配なくぅ。
我が高の超優秀な原発では、
地震と同時にちゃ~んと自動停止してますからぁ。
技術力の低いUSSR高校のチェルノブ○リ事故とは
全然性質が違います~。
分厚い二重容器の安全性も万全ですし、
メルトダウンなんて無知蒙昧のたわごとですぅ~」
「………」
…あとから振り返ってみるに、
これらはあきれるほど楽観的な見通しだったのだ。
それはもう嘘と呼んでもさしつかえないほどに。
逃田 電一郎
(にげた でんいちろう)
鬱ノ宮高校教諭。
化学課の主任教諭で、化学部顧問。
前理事長のお気に入り。
化学室に原子力の発電設備装置を作り、
鬱ノ宮高校内の電力の3割を担っている。
責任者だが現場にはほとんど近寄らない。
現理事長との折り合いはあまりよくないが、
電力事情は無視できず黙認されてる状態。
生徒によるあだ名は「逃電(トーデン)」
このブログは原発に反対する立場から書いた、
ライトノベルもどきの短文小説です。
細かなデータに揚げ足取りされないために、
あえて創作というカタチをとっております。
したがってフィクションであり、
実在の人物・団体・事件などには一切関係ありません。
1話「鬱ノ宮高校の悲劇」
鬱ノ宮高校の悲劇
第1話「鬱ノ宮高校の悲劇」
3年生の卒業式も終わった3月早春の午後、
鬱ノ宮高校を地震が襲った。
直後、全校生徒が校庭に避難してる中、
化学室から突如上がった爆音。
鬱ノ宮高校の悲劇はこうして始まった。
鬱ノ宮高校
自称創立2000年以上の名門校。
生徒数は多いが校舎は狭い。
創立の3つのモットーは
「友情」「努力」「小利」
(3つめは誤変換ではないwww)
勉強時間は世界一長いことで有名。
ワールド模試世界ランキングでは
長く2位の座を保ってきたが、
ついこの前3位に転落。
抜いたのは生徒数世界一のマンモス校、
蓮の花高校(自称創立4000年)である。
他にUSA高校やEU学園(分校多数有)など
有力校がひしめく。
…続く。
このラノベまがいの小説は、
実はずっと別クチで発表掲載してまして、
23日に最終回を迎えました。
ライトノベルですがライト向けではなく(笑)、
今回の原発事故を原発反対の立場から描いたものです。
ニュースを見ててイラつく要因である、
大量の嘘と詭弁をぜ~んぶ取り払って、
各人の本音だけ残したらどうなるか?
…そういう架空の群像劇です。
たぶん引かれると思います♪
だからここで掲載すべきかずいぶん迷いました(笑)
15話くらいで終わりますので、
しばしお付き合いいただければ嬉しいデス♪
この作品はフィクションです。
実在の人物・団体・事件などには一切関係ありません。
4コマ えばぐら75 一方痛行
エヴァンゲリオン☆グランプリ
「えばぐら 第75話 一方痛行」
共同戦線を張ったものの選択を間違え、
はるか下の階に落下したAC両チームですが…
風呂から上がってレースに戻ってきたみたいです。
このレイは明るくていいなあww
馬鹿っぽいのもいいですね(笑
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えばぐら総集編(第1話~第10話)
…続々・頂き物の続き
ブログ開設2周年のお祝いにイラストをいただきました!
…の続きの続きです♪
いけさんから よつばと!でいただきましたよ♪
可愛いですね~ よつばちゃん。
実はこの作品はあんま知らないんですけど、
同作者で言えば美浜ちよちゃんみたいな可愛さですね☆
いけさんのブログ、
→いけいけ♪いけっち♪
はこちらからどうぞ。
…って嘘です(笑) 本物はこっち。
いけさん、どうもありがとうございました!
これは去年の5月の画像。
…もう内地は桜咲いてるんだろうなあ。
全然そんなニュース流れてこないけどねぇ(笑)
www花見とかも自粛してるんだろーなー。
好きだよなあ日本人、そういう本質からズレたウェットな反応。
十勝でこの景色が見られるのはまだ1ヶ月も先です。
4コマ えばぐら74 家俗八景
ヴァンゲリオン☆グランプリ
「えばぐら 第74話 家俗八景」
前回からずいぶん間が開きましたね。
タイトルはわりに有名な小説の一字違いのパクリです(笑
七瀬…を思い浮かべたかたは正解☆
ちなみに内容は全くリンクしてないです(笑
ただ八者八様、と言いたかっただけで。
ああもう4月になりましたね!
新年度になったのにまだ続いてます。
教訓…漫画は最終回までの粗筋を
少なくともある程度は立ててから描き始めましょう(笑
それから週3回、月水金更新のペースを守ってきましたが、
もう充分満足したので(笑)ちょっと緩めたいと思います。
けっこう大変だったんで←
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えばぐら総集編(第1話~第10話)









