夏の終わりの思い出。 | 佐藤淳一レフェリーブログ “きれいな水で泳ぐも人生。 汚れた水で泳ぐも人生。”

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2017年11月23日にプロレスレフェリーを引退しました。
現役時代は、沢山の方に支えられ、そして応援していただきありがとうございました。

日中はまだまだ暑い日々が続きますが、
自分が住んでいる埼玉県さいたま市は夕方から夜にかけては幾分、涼しく過ごしやすくなってきました。


ちょうど今くらいの時期のお話。
97年または98年夏の終わりだったでしょうか?


高校生の淳一少年は、夏休みは酒屋のアルバイト、リングスタッフ、プロレス観戦に明け暮れていました。


その日も神奈川方面でリングスタッフのアルバイトの予定が入っていました。
(会場は定かではありませんが、横須賀総合体育館だった気がします。)


数週間前から松永くん
(現DDT松永智充選手)に
松永くん「横須賀大会アルバイトに行きたいけど終電がなぁ?」


そんな相談を受けていました。


松永くんは茨城県古河市に住んでいたためにどうしても夜興行の神奈川、西東京大会には参加は難しい状態でした。


淳一「どうせ夏休みだから家に川満くんと泊まれば?」
※川満くん→リングスタッフ友達。年下。


そんなこんなで自宅に泊まることに…。


翌朝自宅で朝食を食べていると
『今日これからどうする?』
誰からかわかりませんがそんな話になりました。


たぶん、松永くんか自分どちらかが、

『海に行ってナンパしよう!!』

と意見を出して行くことに。


電車に揺られ、江の島海岸に到着。



『さぁ!!可愛い高校生をナンパするぞ!!』

と意気込んでいざ海へ。




が、





僕らが予想していた光景とは思いもよらない事態が…。


8月の終わりの平日。
僕ら高校生は夏休みでしたが世間はただの平日のため海には女の子はおろか人がいませんでした。

さらにこの時期クラゲが大量にいたために海には入れず…。



仕方なく砂浜をぶらぶら。



シーズン終わりの『海の家』のお兄ちゃんがお客がいないもんだから、自分達にしきりに声をかけてきます。



『リクライニングチェアー500円でいいから借りてって』



と、しつこく言うもんだから3人で500円を払いチェアーを借りることに。




この時点でナンパのことなどはどうでもよくなり、


『芸能人で誰がタイプ?』


『いま好きな子はいるか?』


『キスしたことあるか?』


など、どうでもいい、バカ話で盛り上がっていました。
3人でお喋りしている空間が異様に楽しかったことを憶えています。

確か松永くんはプロレスラー志望でしたので、どこの団体に入りたい等、夢を語っていました。


このブログを読んでいる方は

『淳一、何が面白いのか?』

疑問でしょうが、なんともない夏の終わりの出来事。


同じ趣味を持った仲間との楽しく過ごした夏の日。
青春の1ページとして深く記憶に残っています。