確か一人で観戦に行ったと記憶しています。
前回と同じく東側バルコニーに横断幕をかけます。
この日の対戦カードはこちら。

リッキー選手は、同じリーサル・ウェポンの大矢選手と同門対決。
第2試合に登場したヨシ・クワン選手は強烈なインパクトでした。
体は決して大きくなく、
むしろプロレスラーとしては、
ヒョロヒョロで、おでこには変なペイント。
自分が攻撃しているのにスタミナ不足でヘタリこんだり…。
技が決まったときには会場全体で異様な盛り上がりをみせました。(冷やかし人気です。)
正体はFMW初期にタートル仮面として来日。
マーク・スターのお兄さんと言えばピンとくる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この日の開場前ファンクラブ撮影会は
中山香里選手と石倉由加利選手。
石倉選手にファンクラブ募集チラシをリッキー選手に渡してもらうように頼みました。

出待ちはせずに試合終わりで父親、妹と合流して、春スキーに出掛けました。
佐藤家では毎年正月、春休みは家族で
スキーに出掛けていました。
(物心ついた時からスキーをしています。)
父親がリーダーになり有志で長野県の志賀高原に手作りの別荘を建て、そこを拠点に家族旅行などをしていました。
夏休みはカブトムシを捕まえに、
正月は別荘からそのままスキー板をはいてゲレンデへ。
春休みには野沢温泉スキー場まで足を伸ばしました。
別荘と言うと聞こえがいいですが、電気は無くランプ生活。
一部発電機はありましたが、
何年かはテレビもありませんでした。
トイレは離れた所に穴を掘って作った
『ぼっとん便所』
別荘と言うより山小屋です。
父親達が作った山小屋は手作りのぬくもりがありとても好きな空間でした。
(現在も山小屋はあり、毎年秋には1週間くらい泊まりで修理に出掛けています。)
そんな活動的な父親だったので、
リッキー選手のファンクラブには反対はしませんでした。
というか関心がなかったのかも知れません…。
父親の運転する車の助手席に座り、
プロレスに興味の無い父親に後楽園ホールであった試合や出来事を一生懸命話していたのを覚えています。
この日を最後に、淳一少年は家族旅行よりプロレスを優先します。
父親も次第にスキーには行かなくなりました。
思い返すと父親は淋しかったのかなぁ。
そんなことは知らずに淳一少年はプロレスに夢中になっていきます。