60歳になる年を迎え、改めて「還暦」って重いと感じます。

 

特にここ最近の還暦は違う意味で重いのではないでしょうか。

 

大昔だったら元気で還暦を迎えられたこと自体がうれしくて感動的だったと思います。

 

※私みたいに、がんを経験した人だと生きて還暦を迎えたことの価値を理解できます。

 

でも、今の時代、元気なのに会社から卒業となってしまうので、人生の節目という意味で「重い」のではないでしょうか。

 

私の友人たちも続々60歳、定年を迎えて発信してくるので、状況がわかるのですが、

 

60歳でサラリーマン卒業、そしてすぐ再雇用、嘱託社員(あるいは業務委託契約)が、なんとも寂しいと言います。

 

そうでない人も大勢いるのでしょうけど、私の周囲には寂しい系の友人が多い。

 

だから、ここからは会社じゃなくて「趣味に生きる」という友人もちらほらいるのですが、

 

 

10年先に「蓄えもないのに定年した」私からすると「趣味だけ」の時間って、意外と満たされないです。

 

忙しくサラリーマンしていたときは、30代、40代の時は、昼間っから皇居走っている人たちに憧れました。

 

でも、すでに10年そんな生活していますが(私の場合、単なる自営業者で昼間に走れるからそうしているだけですが)、

 

※それでも49歳定年したときは、仕事が無くて「趣味にだけ」の時期がありました。

 

意外とつまらないんですよ。。

 

特にマラソンのようなスポーツ系は、時間たっぷり練習しているからさぞかしパフォーマンスが良くなると思いきや、

 

タイムは縮まらないし、ケガ故障が増えるし、万年疲れているし、

 

「趣味だけって、、どうよ?」状態になりました。

 

やっぱり、ある程度、社会で仕事でつながって、そのうえで趣味みたいのがいいのかなと感じました。

 

※今でもそう感じています。

 

じゃあいっそのこと、趣味を仕事にしちゃえばいいんじゃない?!とか思ったこともありましたが、私がマラソン関係を仕事にするなんて、、一生懸命に考えても思いつかなかったです。だから、趣味が仕事はよくわかりません。

 

 

※先日も、お二人、シニアランナーの人が、マラソンを辞めちゃいました。マラソンしかしてなかったみたいですが、つまんなくなったと言ってました。「1つの趣味にだけ生きる」はリスクあるなあと感じた次第です。

 

 

私が憧れている80代のランナーのかたは、(いまはもう、あんまり走れないそうですが)ランニングクラブを運営し(=これが仕事)、サボテンをたくさん育てていて、そのサボテンのクラブにも入っていて陽気なかたですが、いろんな社会との接点を持っているというのがいいんだなと教えられます。

 

今年、60歳を機にマラソン以外のこともやってみようかな~と思っています。