❏❏❏ 回顧録:2007年8月28日 東京・自宅
ステロイド療法53日目、3回目の手術から21日目
※後腹膜リンパ節郭清手術により、腹部から取り除いたリンパ節約50個は、がんの壊死組織だった(2007年8月13日)。
この日、自分の今の体調をノートに書き出してみた。
気になっていることが10もあった。
1. 肺と喉: 抗がん剤の合併症・間質性肺炎の治療を初めて2ヵ月弱だ。
プレドニンという合成副腎皮質ホルモン剤の量は、この2ヶ月で段階的に減らされている。
40g—>30g—>20g—>15g という具合。
息苦しさは55点くらい。
最悪のときは、喉に大豆が2つ張り付いているような感じだった。
それがいま、1つに減り窮屈な感じが多少和らいでいる。
これからさらに改善するのか?不安だが、期待したい。
2. お腹周りの痛み: 開腹手術のあと縫合されたところが異常な色をしている。肌色ではなく、茶色になっていて固い。
つっぱたかんじがする。
食事をすると、そのお腹が重く痛く苦しくなる。
なぜだろう?
想像してみる。
(1)手術で腹筋の筋肉を切って縫い合わせているから、(2)縫合した腹部の中が炎症を起こしているから、(3)腸の動きが鈍いから、(4)腸の中にガスがあるから
勝手な想像をして「怖くない、怖くない」と念じている。
また何か怖いことが進行しているのでは?と怖いことを想像しないように念じていた。
お腹を切るって、大変なことだったんだと改めてわかる。
だって、江戸時代には自殺する時、お腹を切ったんだから、、
お腹と続いている背中も痛い。
寝ていると痛くて寝返りをうてない。
なんだろう、、
つねったり、叩いたりした痛みではない、
なんか、触ると、しびれたようなヒリヒリする痛みで、気味が悪い。
3. 左腕: 胸郭出口症候群で全体的に痛くて、動かせない。
手首のあたりがひどくしびれている。
まるで手首に何か小魚が無数いて泳いでいるような気味の悪い痛みだ。
次に、左手の親指、そして人差し指と、中で何か魚がいて泳いでいる。
24時間泳いでいる。
この日も厳しい体調に変わりなかった。