※今年60歳になるため、2度目の定年を迎えるような気分でいる私です。49歳で外資系証券定年(定年という定義は無いのですが、雰囲気的にそうなるのです)。そして世の中的な定年の60歳を今年迎えます。
総務省統計局のHPを見ると様々な統計データがあります。
※私はこういった統計データ見るの好きです。
そのなかで「労働力調査」というカテゴリーがあり、詳しく見ると面白いです。
新聞にも時々引用されて出てくる統計値ですが、
65歳~69歳 男性の場合、働いている人は「59%」。
6割って結構多いですよね。
女性の場合、39%。
因みに再雇用の年収ですが、
60歳~65歳の場合、平均で375万円。
65歳以上になるとさらに低くなります。
私の目標は、最低でも70歳までは働くこと。
つまり今からの10年です。
実際に目指している目標は「80歳」まで現役で働くことです。
その年齢にまでなると、年収はいくらでも良いとは言いませんが、それに近い心境になりそうです。
私が49歳で(貯えもないのに)定年となったとき、一番に感じたのは、
「自分の市場価値って、こんなに低くて、評価されないんだ、、」
という失望感と悲しさでした。
49歳でそうですから、ましてや今の59歳ならなおさらです。
同じようなことを肌で感じている同年代のひとたちが転職活動をしたくない、と言われるのは良く解ります。
49歳で感じた「自分の労働市場での価値が低い」ということには2つの意味があって、
一つは、特殊なスキル・経験を持ち合わせていないから「私は低い」というのはあるのですが、
それ以上に衝撃的だったのは、もう一つの理由。
「年齢が高いから(49歳は十分に高かったです)」
え~って感じでした。
60歳前後であれば(いまの私ですが)高齢者の範疇に入り、年齢で価値が落ちるように想像していたのですが
49歳でサラリーマンとしては、十分市場価値が低いというのは、精神的にキツカッタです。
※いま自分が一人起業していて思いますが、社長になると、49歳の人を積極的には雇いたくないです。自己否定みたいな感覚です。だって、たぶん思考と行動に柔軟性が無いんだろうなあと思うし、注意・指導するにも、49歳の人だと気を遣うから面倒くさいなあ、とか思いますもん。当時の自分ってそう見られていた気がします。
だから、あれ以来、感じていることですが、
「サラリーマン、雇われ人である限り、年々、市場価値が落ちていき嫌な想いをするに違いない」
だから、(私の場合)消去法で「シニア起業」しかなくて、いまに至っています。
ネガティブな表現で語りましたが、
「シニア起業」「ひとり起業」、けっこう面白いです。
私の場合は、ゆとりをもって始めたわけではなく、家族と自分の生活をしっかり維持するために必死になって行動したのですが、
この10年をふりかえると、刺激的で面白い時間を過ごさせて頂いたなあ~と今では感謝しています。
※特に、コロナで立ちいかなかったときとかあったけど、よく乗り越えたなあ~みたいに、自分に少しばかり誇らしく思います。
かといって、いまからが安泰ではないので、60代の10年間を良い時間となるように、シニア起業ビジネスマン、がんばりたいと思います。
それには、アンテナを張って、常に考えて準備して、機械を頂いたら、全力でがんばる、これですね!