※お伝えの通り、私は49歳でサラリーマン生活に区切りをつけ、自営業になりました。自営業になったというよりも、結果的にサラリーマンを続けられなかったというのが正解です。

 

理由はこれまでご説明して来たとおり、

 

❏ がん患者さんの支援活動に本気で取り組みたかったから → そうなると、サラリーマン続けながらは難しかったです。

 

❏ 49歳で仕事を探した時、選択肢が限られているうえに、魅力的なサラリーマン仕事がなかったから → 49歳でそんな感じですから、50代60代なんて、もっと選択肢が少なくなるし、贅沢は言えなくなります。

 

かといって、

 

自営業で何かやりたいことがあったわけではありません。

 

今のように、自営業で生活できるようになったのは、がん患者支援活動というNPO法人の運営を一生懸命やっていたからだと思います。

 

何かが上手く行くとき、その理由は一つではないです。

 

色んなことをやってきて、その結果上手く行くわけですから、

 

あれが良かった、なんて一つに絞れるわけないのですが、

 

でも、私が何とか生活できるようになったのは、無償の、無給の、非営利活動(=NPO法人)運営を頑張っていたから、

 

本を書きませんか?という話しにもつながったのでしょうし、

 

講演をしませんか?というオファーを頂いたのだと思います。

 

 

法人を2つ以上運営するのは大変です。

 

※私の場合3つも法人を抱えていますが、、

 

私の場合、非営利NPO法人5yearsの運営が主業で、時間の6~7割を使っています。

 

一方、ひとり法人の株式会社では、2~3割の時間を使って、執筆・講演活動、社外役員・社外顧問などを行っています。

 

 

一般的にNPO法人の運営というと、隙間時間のある人が行っている印象です。

 

子育てがひと段落した主婦とか、年金受給者とか、

 

それはそうです。

 

だって、NPO法人では収入を得られないわけですから、夫の収入があるからNPO法人できる主婦とか、年金があるからNPO法人やれる、というかたが圧倒的に多いのです。

 

そこに、49歳の働き盛りのときに会社辞めて、NPO法人を主業で運営なんて(自分でも思いますが)クレイジーだったと思います。

 

でも、NPO法人の活動を一生懸命にやっていたら、

 

色んな機会に「ああ、こういう人がいるんだ」と少しずつ知れ渡り、がん患者支援とか、NPO法人とかとは、まったく関係のないご縁で、

 

「こういう仕事してみませんか?」というご連絡が時々来て、

 

そういう仕事を一生懸命にやったら、つづきがきて、

 

なんとか、2~3割の時間を使って行っている ひとり株式会社が上手く回ってしまったのです。

 

不思議なものです。

 

NPO法人の運営を一生懸命やると、波及効果で株式会社の経営も上手く行く、な~んて想像もしなかったです。