皆さん、こんにちは!
今日は「講演」というお仕事について、記してみたいと思います。
私は「貯えもないのに49歳で定年」をしてしまい、、、
その後、どうやって生活を守るのか?生活を支えるのか?と四苦八苦したわけですが、
いまでは「講演業」という副業で、生活を支えられています。
※副業と申していますが、本気で一生懸命に「講演業」やっています。主業が「がん患者さん支援」という非営利活動のため、一応、講演は副業という位置づけなのです。でも、一生懸命にがんばっていますよ。
その講演ですが、
先日、あるエージェントのかたから「大久保さんの講演は良いです。もっといろんな主催者さんで話しませんか?やろうと思えば、年間100回とかそれ以上できます」と言われてのけ反ってしまいました。。
いま、25回くらいなので、少しは回数増やせますが、100回とか言ったら、3日に1回講演しているわけだから、
5yearsの活動時間が減っちゃうし、
マラソン練習の時間が減っちゃうし、、大変です。
どこまで増やせるかは、今後のご相談としてあるのですが、
ここからは、私の講演に対する整理です。
❏ どちらに軸足を置くのか?
講演には大きく2種類あって、一つは「説明プレゼンテーション」です。
これは、ゴールドマンサックス時代、頻繁に話していました。
金融取引について説明する「説明プレゼン」をシンポジウム、カンファレンスなどで話していました。
一方、「想いを伝えるスピーチ」というものがあります。
これが、「説明プレゼン」とは対極にあり「伝える」ことが大事です。
所謂、病気経験者が行う講演は、中途半端なものが多く、説明プレゼンでもなく、想いを伝えるスピーチでもない。
私は、どちらにするのか?テーマごとに、軸足を決めるのが良いと思います。
❏ 聴衆の評価は、4つのカテゴリーで行われる
講演が終わった後、その講演者に対するアンケートなんて取られるのですが、そうすると、たいてい多くの人は「よかった」に〇してくれます。
日本人は優しいですね。
でも、わたしは「とてもよかった」が99%以上でないと商業ベースには乗らないと思います。
講演に詳しい目が肥えたプロたちが、講演を評価するポイントは、以下の4つです(私は、4つの視点でみます)。
(1)構成(=講演の中身の構成・組み方)
(2)コンテンツ(=内容)
(3)伝え方(=効果的な図とか、パワーポイントアニメーション技術など)
(4)話し方
それぞれの評価が60点以上で、しかも総合点で60点以上であることが望ましいです。
つまり、参加者の6割が、「この講演は素晴らしい」と思う人が6割だったということです。
これは、アンケートの結果ではありません。
アンケートでは、講演者が傷つくことは書かないと思うのです。
そうではなくて、ステージに立って、参加者を見たときに6割の人が泣いたとか、6割の人の表情が明るくなったとか、うなずいたとか、そういう尺度で60点が取れる講演にするのが必要です。
構成を考えず、コンテンツから考えだすと、
出来上がったものは、脱線だらけで、なんでそういう結論になるのかわからないとか、
納得感が薄いとなってしまいかねません。
上述の(1)→(2)→(3)→(4)の順番で、作り上げるのが大事です。