年末年始の発熱で、寝込んでしまい、正月の新聞を今頃になって読んでいた私です。
1月4日の日経新聞に高齢者の就労の記事がありましたね。
日経新聞では、このテーマが時々取り上げられていて、私は興味深く読んでいます。
それによると、、
【高齢者が働く理由】
1番目:収入が欲しい(51%)
つまり過半数の人が、生活のため、更なる老後のために収入を欲しがっている事が解ります。
※私が49歳定年しちゃったときも、当然「収入が欲しい」でした。だからよく解ります。
2番目:働くことは身体によいから。老化防止のため(23%)
逆を言うと、働いていないと健康に良くないと思っている人が4人に1人くらいいるわけです。
※これも全く同感です。これまでブログに書いてきたとおり、がんで長期入院して仕事から離れてしまったときに、頭が悪くなっていくのを実感したし、役目=仕事がないと、精神を蝕んでいくのを経験しました。そして、GSが上場して(1998年)ハッピーリタイヤメントしたはずの先輩たちが「たのむから仕事をさせて欲しい」とネット証券の門をたたいた(記述)ことからも、理解できます。
一方、日経新聞にあった課題ですが、これはよく聞く話です
【高齢者再就職の課題】
「希望と求人のミスマッチ」です。
つまり、多くの高齢者たちが希望するのが「事務職」。
でも、実際にあるのは「マンション管理、清掃」の求人ということです。
だったら、自営業を始めればよいと各種の「シニア起業」指南本に書いてあります。
そこに書いてあることは、簡単に言うと2つのどちらかがお勧めということです。
❏ 好きなことを仕事にする
❏ 得意なことを仕事にする
こうなると、簡単にマトリックスができて、4つの場合分けになります。
1.好きで、得意なこと
2.好きだけど、得意ではないこと
3.好きじゃないけど、得意なこと
4.好きじゃなくて、得意じゃないこと
4は無いだろうから、1~3でさらに考えるわけですが、
これらは、前提として「収益が見込める仕事」ということです。
しかし、私が49歳で会社を辞めて当時は、2.好きだけど得意ではない仕事(=患者支援活動)を選び、それが「収益が無い仕事」でした。
だから、自分の中に残っている時間の中で「収益が見込める仕事」も作らなければならなかったのですが、
※これってすごく大変なんですよ。同時に2つ仕事を作り、事業として軌道に乗せるなんて
私がしたもうひとつは、結果的に1.好きで得意なこと でした。
だから、定年・老後の仕事を考える場合、
紹介される仕事が、希望しない職種ばかりになるのであれば、
最初から、自分が「好きなこと」「得意なこと」は何か?を考え整理して、シニア起業ができるかどうか検討してみるのはお勧めです。
私を含め、多くのシニアは「ひとり会社」で第2の人生を楽しんでいますから。