※体温は37℃以下に下がりました。しかし、相変わらず、頭痛、倦怠感、だるさが残っています。この1週間も一旦、37℃以下に戻ったことが3回ぐらいありました。
しかし、数時間経つとまた、微熱37.2℃~37.4℃となり、ガッカリさせられてきました。慎重にいきます。
※寝込んでいたこともあり、思いっきり読書を楽しみました。図書館から「定年」「老後」を語る指南本とか、ハウツー本を初めて読みました。これまで定年小説は、3~4冊読んだことがあったのですが、初めて指南本というものを20冊近く読みました。特に重きを置いたのが、「シニア起業」系の本です。
私は、10年前にサラリーマンを辞めてしまったのですが、「定年」と同じだったとご説明しています。
なぜなら、外資系証券では、定年制度はありませんが、実質定年みたいのものがあります。
それは50歳を境とした従業員個人の感覚です。
ただ、私の場合、大きな問題は「貯えがないのに」「子供たちがまだ中学生高校生なのに」定年なところです。
※私は生粋のGS人間と違って、石油会社から自費留学した時点で、全財産を使ってしまいました(拙著に書いてあります)。35歳からアソシエート1年目をやったので「貯えがないのに定年」となってしまったわけです。
外資系証券では、余程のことが無い年配者は限り働かせてもらえないです。
さて、指南本を読んで、細かい違いはあっても大抵同じことが書いてあるのですが、
60歳定年者の抱える課題は3つ
1.お金(=仕事)
2.健康
3.孤独
著者によって違いますが、関心が多いのは、「1.お金(=仕事)」
でも、これは、結局、「3.孤独」に相通じています。
※要するに働いていない定年男は孤独で、それがものすごく辛いというものです。
そして、「1.お金(=仕事)」について、60歳定年の我々には(すでに定年経験者の私は除きますが)、3つの選択肢があるということ。
(1)同じ会社で再雇用(年次の嘱託社員)
(2)別の会社に転職
(3)自分で起業
私の場合、前職では(1)は、そもそも制度としてあり得ないです。
2012年施行の高齢者雇用安定法(=実質、65歳までは企業側が雇用義務化)なのですが、そんなの関係ない会社だったので、(1)はない。
ただし、友人知人先輩たちの話を聞くと、
日本の殆どの企業では、現状(1)再雇用を選ぶ高齢者が殆どのようです。
※私こと、昨夏に4週間、日経新聞に連載され、その結果、友人知人先輩たちから連絡を頂きました。「お~、元気そうだね。また、ご飯行きましょう!」というありがたいお声掛けです。
※しかし、(100%私がいけないのですが)そのままになっちゃっていたので、師走に慌てて、12月中に色んな人と「そのままになっていて本当にゴメンナサイ。年内にランチかご飯行きませんか~?」と誤り侍して、友人たちに会って頂きました。お互い都合合わず、今月のかたもいるのですが、、色んなかたと会いました。
※そこで、解ったのですが、多くの定年者は(1)再雇用を取りあえず、選ぶのが現実だそうです。
なぜなら、定年といっても、結局、ピンと来ていなくて、自分ごとのように理解していなくて、
とりあえず再雇用を選ぶ人が多いそうなんですが、、
そこで、初めて「ああ、定年になっちゃった。これからの人生、どうやって生きるか?しっかり考えなくちゃダメだ」と自覚するそうです。
その感覚、よく解ります。
だって、当時の私がそうでしたから。
定年って、なってから、事の重大さが解る感じです。
だから、定年までに読む本、な~んて本屋には並んでいますが、
あの読者の多くは、定年後に読んでいるかもしれませんね。
この「定年と老後」関連の話題は、私も本を書けるくらい沢山あるので、
ブログ書きだすと止まらなくなっちゃうのですが、、
結局、私は「(3)自分で起業」を選びました。
複雑な理由は既にご説明していますが、
私の場合、「これからは患者支援活動をしたい」=「(3)自分で起業」ということなんですよ。
「5years」を起業しました。
でも、大きな問題は、それでは収入を得られない起業なので、もうひとつの「起業(=収入を得る編)」をしてなんとか生活を作ってきました。
コロナもあったのに、よく試練の10年持ちこたえたなぁ~と思います。
10年経った今、思いますが、
(1)再雇用を取りあえず選ばれた人たちは、どこかで(3)シニア起業を意識する日が来ると思います。
だって、65歳までしか、定年延長は有りえないし、
※諸先輩たちの話を聞くと、5年も耐えられなくて、半年とか、2年、3年で、結局「本物の定年」を迎える人が結構いるらしいです。
半年から3年の間に「定年になっちゃった。これからの人生、どうやって生きるか?しっかり考えなくちゃダメだ」と思って考えて、決断しているのではないでしょうか。
つまり、再雇用選択は「定年後をどういきるか?」という問題を先送りする手段であり、根本的な解決につながっていない気がするんですよ。
「2014年版 中小企業白書」によると、起業している人の32.4%は「60歳以上」と一番多いそうです。
これは、よく理解できる、、
だって、こんな私ですら起業しちゃったから。。
そして、60歳以上の起業の多くが「ひとり起業」だそうです。
それもよく解ります。だって、私がそうだから。
「ひとり起業」の良い点は、
❏ 経済的リスクが少ない(従業員がいなくて、オフィスもないから、固定費がグッと低く抑えられる)
60歳以降になると、(2)別の会社に転職 なんて、なかなかできないです。
もちろん、仕事はたくさんありますよ。
ただ、ニュースでは、ミスマッチが多くてなかなか成立しないとも聞きます。
(1)同じ会社で再雇用(年次の嘱託社員)を取りあえず経験して、、そこから真剣に「今後の人生」を考え始めて、
一方、(2)別の会社に転職の道は、実質、手遅れで、60過ぎでは選べる立場にはなくて、
最後に唯一残っている(3)自分で起業 をするかどうか、なんてシニアが結構いるんじゃないでしょうか。。
※私は、その状況を49歳の時に経験しました。
では、「シニア起業」「ひとり起業」どうすればいいのか?
次回、続けます~