定年後に自営業を始めようかと考えているかたもいると思います。
最初は言葉の定義が解らなかったのですが、一般的には
自営業=個人事業主
のことのようです。
これはまさに「個人=自然人」で法人格を持たずに行う商行為ということです。
一方、私のように「株式会社」という法人を定年後に設立してビジネスをされる方もいるかと思います。
以前、申した通り、私が個人事業主ではなく、株式会社形態を選んだ理由はいくつかあり、
❏ 厚生年金に継続加入したかったから
なぜなら、まだ、子供たちが中学生と高校生で扶養家族が大勢いたからです。
他の理由としては、
❏ 税金を意識してのことです。
どういうことかと申しますと、法人形態のほうが個人事業主より経費扱いできる項目が多い。
しかも、マイナスの遺産を持つことが出来るからです。
これは、後日、もう少し詳しく書きたいと思います。
ただ、増える税金もあるし、増える経費もあるので、株式会社のほうが経済的にメリットが大きいとは必ずしも言えず、
それは、個人の「状況」と「事業の性格」などを考慮して決めるものだと思います。
※いつか詳しく書きます。
さて、本題の「オフィス」ですが、、
私は、未だに「オフィス」を持っていません。
理由はいくつかありますが、最大の理由は、
❏ 固定費を増やしてはいけない
という信念からです。
事業が軌道に乗ってもいない時から、オフィス賃料が発生したら、心が荒みます。
不用意に固定費をかけちゃいけない。
次の理由は、しょせん定年起業なので
❏ 従業員を雇う予定がないから
この2つが大きいです。
もちろん、オフィスがあったほうが、集中して仕事ができるだろうし、
※しょちゅう、仕事中段になっちゃうんですよ。宅急便屋さんが来たり、洗濯ものが出来上がったり、部屋の点検が始まったり、
お客さんと会うとき、カフェで会うなんて情けないことしなくて済むし、、
取材を受けるとき、各種手続きをする際も、カフェじゃなくて済むし、
部屋が、在庫品の段ボール箱で積みあがって狭くなるなんて起こません。
ただ、自宅で働いていると、郵便物を一緒に受け取れるし、お取引先の名刺が一元管理できるし、
良い点もありますが、、私は厚生年金と固定費ダメでそうしました。
このままだと、もしかしたら、ず~っとオフィス無し会社でやっていける気がしています。
定年後か、あるいは、定年延長終了後、シニア起業を考えるかたは、ぜひ、経済的リスクが少ないほうで事業をスタートしてください。