※貯えが十分無いにもかかわらず49歳で定年してしまった私の続きです。

 

最近、とても忙しかったのですが、いま、時間が取れるようになったので、また本を読んでいます。

 

かつて読んで「定年男の小説」です。

 

この手の小説は結構いろんなのが出ていて、最近ヒットしたのが「終わった人」ですよね。

 

あれは、新刊のときに読みました。

 

当時正に渦中にいたので。。

 

いま別の小説を読んでいますが、

 

どの小説を読んでも、結構パターンが同じでして、

 

定年、暇、妻と不仲になる、妻が出ていく、、、

 

まあ、よく解るあるあるな状況が描かれています。

 

少し前「熟年離婚」という言葉が流行りましたけど、、

 

恐らく今も熟年離婚している人が結構いると思いますけど、

 

最悪ですよね~

 

 

自分なりに、この10年を振り返って思いますが、

 

やはり、男の人は働いていないとダメ。

 

余程、家事のできる人ならともかく、家事というか、、、料理までできる男の人ならともかく、

 

働いて、家から外に出ていないとダメだなあと思います。

 

だからといって、永遠に働くということではありません。

 

身体が元気なうちは働くのがいいんじゃないかと思います。

 

例え、それが、そのひとにとって屈辱的なお仕事であっても、働くことで社会との接点が出来、家族から認められ、社会の一員となれる、、そういうことだと思います。

 

私はこの10年、それを本当に感じました。

 

私の場合、働かなくてもやっていける経済力がある人、とは全く違って、

 

働かないと生活に困り、中2、高1の娘が進学できなくなるという家族が路頭に迷うため働いてきましたが、、

 

来年60歳になっても、70歳でも、80歳でも働いて、所得税を納めるお爺ちゃんになりたいと思っています。

 

決して、サラリーマンのかたが定年延長すればいいと言っているわけではなくて、

 

例え、65歳で定年したとしても、「これからどうする?」という大問題は残るので、

 

問題を先送りすることなく、自分で働いて多少でもお金を稼げる状況になってから、定年を迎えないと、

 

社会との接点は無くなるし、、

 

暇で時間があり過ぎるからノイローゼになるし、

 

なにより、消費行動だけしていると(つまり、1円も収入が無い状況になると)結構、心が荒みます。

 

いつか「100%消費生活」が来るにしても、

 

60代とか、身体が動くうちは、生産的な生活をしていないと、それまで作り上げてきた大事なものが崩壊しかねない。。

 

 

今日、定年小説を読んでいて、改めてそんなことを思いました。