いま、日記とかノートとか、いろんな記録を読み返して、思い出しています。
49歳定年をしてから、自分にいったい何が起こったのかを。
いま、59歳です。
だから49歳定年からまる10年を何とか生き延びてきました。
記録を見る限りは、最初、経済的に本当にキビしかったですが、なんとかなったのはサラリーマンを辞めてから2年半後のことでした。
2年半を長いとみるか、短いとみるか?
私には暗黒のような時間でした。
昔よく聞いた言葉があります。
「脱サラするなら、3年は収入ゼロでも何とか生きていけるだけの貯金しておきなさい」と。
私は、辞めてから、ず~っと収入ゼロだったわけではなく、細々と何かしらの収入がありました。
※これについては後日書きます。
ただし、細々とあっただけで、それも色んな収入をひっかき集めると、毎月わずかながら、これくらいは言っていたとう結果です。
明るく開けたのは2年半後。
あの時は、何かを突き抜けた感じがしました。
だから昔聞いた「3年」は、一つの目安として一般的な期間なのではないでしょうか。
「定年」というのは、それまで勤め人だった人が、フリーターになる瞬間です。
65歳まで勤め人をやって、その後、年金受給者になるのであれば、(私が経験した)フリーターとは違いますが、
それでも経済的なマグニチュードは、フリーターになったような震度ではないでしょうか。
強烈でした。
定年については人それぞれ、考えとか捉え方がると思いますが、私に関しては、人生が谷底に落ちたような感じでした。
その谷底から這い上がるには、誰しも2~3年はかかるのだと思います。
では、その間、どういう心持が必要かというと、
やはり「よい時期を待つ」という待ちの心持が必要だと思います。
何でもそうですが、
相手がありますし
タイミングというものがあります。
積極的に動き回っても、相手とのタイミングが合わなければ、何ひとつ成り立ちません。
だから、相手にとっても自分にとっても良いタイミングまで待ち続ける忍耐力は必要です。
年齢が50代とか、60代とかなると、その年齢だけで不採用になるのがマーケットです。
年を取ってしまたことは仕方がないですから、積極的な気持ちを持ちつづけ、3年くらいは待ちを続けていると、何か大きな転機がやってくると思います。