※ 「私の定年と老後」、収入の目途もないのに、がん患者さんの支援活動をするなんて言い出して会社を辞めた私ですが、不安で仕方がなかったです。なかでも心配なことは「お金」でした。

 

今日は、その定年と老後のお金について書きます。

 

よく話題になる「老後に幾らお金が必要になるのか?」というのがありますよね。

 

これが解らないから不安になる。

 

当初は、私もそうでした。。

 

49歳で会社を辞めて、これから収入の目途もない状態で、でもやりたいことが患者支援活動、、

 

でも、患者支援活動は、私への収入がないから、何か他のことで収入を得なくてはならない。

 

では、いったいいくら必要なのか?

 

最初は、解らず、解らないから不安になりました。

 

 

だけど、そんなに難しい計算ではないと解りました。

 

【老後に幾らお金が必要なのか?】

 

49歳で辞めて老後というのは、非常に変な感じですが、例えば、「これからどれだけお金が必要なのか?」と考えます。

 

エクセルなどの表計算でシュミレーションすれば、すぐに計算できます。

 

ただ、エクセルを使わない人もいると思うので、電卓で計算してみましょう。

 

 

1.条件を立てて計算する

 

例えば、いま、59歳で、自分は80歳で他界するとします。

 

すると、残りは(80-59)=21年

 

年間400万円生活に必要とします。

 

答え: 21年 X 400万円=8400万円  が必要~

 

ただ、それだけです。

 

もし、年間250万が生活に必要とすると

 

答え: 21年 X 250万円=5250万円  が必要~

 

 

正確には「インフレ率」とか、年齢に応じて「必要額は減少」とか、加味して計算しないといけませんが、

 

超・乱暴な計算方法は、こんな感じです。

 

年間250万必要な人が、いま5250万円貯金があれば、ああ、確実に80歳まで生きられる、よかった。

そうなります。

 

 

2.入ってくるお金を加味して計算してみる

 

条件:59歳の人が、年間250万必要で、80歳まで生きる、65歳から年金150万円が毎年入る

 

とすると、、

 

(80歳ー59歳)X 250万円 ー (80歳ー65歳)x150万円

 

=5250万円必要 ー 2250万円 年金が入ってくる

 

=3000万円 貯金があればいい

 

となります。

 

かなりの額ですが、それは59歳で想定したので、、

 

 

一般的な「65歳」定年、年間250万必要、65歳から年金150万円が入るで考えれば

 

(80歳-65歳)X250万円ー(80歳-65歳)x150万円

 

=3750万円必要  ー  2250万円年金が入る

 

=1500万円 貯金があればいい、となります。

 

企業務めのかたなら、退職金が例えば、1000万円出て、貯金が500万円あれば、大丈夫となります。

 

 

3.追加の収入を考えてみる

 

さらに、例えば、65歳でいよいよ定年したとしても、70歳までは、何か楽しみながら働きたい。

 

それは、月8万円のお仕事でいいから、、と考えると、8万円x12ヵ月=年間96万円の収入

 

先ほどの条件、

「65歳」定年、年間250万必要、65歳から年金150万円が入る、でも66歳から年間96万のお仕事を70歳までする

 

先ほどの

 

=1500万円 ー 96万x5年

=1500 ー 480

=老後1020万円あればいいとなります。

 

 

正確には税金とか、色んなことを加味して計算しなくちゃなりませんが、

 

単なる「わからない不安」解消にはこんな感じでいいと思います。

 

 

4.逆算してみる

 

いやいや、退職金を加味しても貯金が、500万円くらいしかない、、

 

という場合は、今の逆算をしてみればいいです。

 

例えば、65歳、貯金が500万円、毎年年金が150万円入ってくる、80歳まで生きる

 

全体のお金

=貯金500万円+(80歳ー65歳)x150万円

 

=500万円+15年Ⅹ150万

=500万円+2250万円

=2750万円

 

これを(80歳ー65歳)の15年で使い切る

 

2750万円÷15年

=年間183万円

 

年間183万円だから、「月に15万円」使える。

 

ああ、月に15万なら、多分やっていけるなあ、と整理する

 

 

単純な四則演算ですが、これができると「定年と老後のお金」の第一段階完了です。

 

つづき(つぎ、第2段階を書きます~)

 

 

※ちなみに、私の場合は、49歳で定年・老後みたいになっちゃったので、逆算の逆算で、「あと、いくら収入が入ってきたら、80まで生きられる」みたいな計算を毎年して、悪戦苦闘してきたのでした、、