❏❏❏ 回顧録:2007年8月3日 東京・慈恵医大病院

 

ステロイド療法27日目

 

午前中、慈恵医大病院に行った。

 

抗がん剤により発症した間質性肺炎のため受診した。

 

手のむくみ:レベル4,疲れ・だるさ:3、咳:2、肺のゼコゼコ感:6、のどに感じる圧力:5

 

間質性肺炎の治療には「プレドニン」薬を使用している。

 

副作用で、顔、手足がむくむ。

 

ムーンフェイス(満月のようにまん丸い顔)と副作用に書いてある。

 

このころ、友人・知人と会うと、よく不思議なことを言われた。

 

「あー、元気そうでよかった。抗がん剤治療も受けているって言うから、げっそりしているかと思っていたんだ。よかった。」

 

これは、顔がまん丸いからそういわれた。

 

しかし、間質性肺炎まで発症して、その治療副作用で丸いだけだ。

 

人工的に丸いのは、見て取れる。

 

なんとも不自然な顔の丸みなのだから。

 

この日、呼吸器内科で腹部・肺のCTを撮影し、明日からプレドニンの投薬量を30㎎から20㎎に減らすことに決まった。

 

嬉しかった。

 

この薬は、免疫力を抑制する。

 

手術を前に、免疫抑制を減らせることは、その分、多少でも危険が減ると思い、嬉しかった。

 

患者は薬が減るのがうれしい。

 

午後、出社した。

例によって、いろんな人と会議が組まれていた。

 

来週、2度目の手術が始まる。

 

金曜日のこの日は、会社のひとたちから、いろいろ言われた。

 

こういう時は「気合とビタミンだ」とか、、よくわからないが、本人はいたって真面目だった。

 

「すべらない話のDVDもってきたから、病室で見て笑って」と渡されたり

 

「気合系の音楽いれました。」とCDを渡されたり、、

 

お取引先も会社に来てくれて、「大久保さんなら、絶対、大丈夫。本当にそう思うもん」といってくれた。

 

いよいよ、2度目の手術、5回目の入院が、3日後に迫ってきた。