❏❏❏ 回顧録:2007年7月14日 東京・慈恵医大病院
ステロイドパルス療法、9日目。
今回の入院治療で体調のパターンがみえてきた。
毎朝、病室で起きると、のどに大豆か、1円玉が張り付いたような違和感がある。
小さな圧欲となり、喉についている。
これが昼過ぎにどれだけ気になっているかで体調が変わる。
とても気になっている時は、体調が悪く、
それ程気になっていないときは体調が良かった。
私以外の人からすると、何を言っているのか解らない不思議な形容だろう。
その日ののど圧はレベル5。
確実に減ってきている。
気が付いたが、腰の痛みが無かった。
前日にコンビニに行くと、翌日は必ず腰が痛かった。
昨日、ローソンに行ったのに、腰が痛くない。
これは、多少でも筋力がついたという事なのか?
なんだかわからないが、こういうことで、嬉しくなる。
午後、皆川先生が病室に来て報告してくれた。
午前中に撮影した胸部レントゲンでは、間質性肺炎の白い影が僅かながら薄れているという。
良い兆候だ。
今後の予定としては、5日後の7月19日に退院。
それまではプレドニンの点滴を40㎎で維持するが、
7月20日からは30㎎に減らす予定だという。
薬が減るのは嬉しかった。
そしてできれば、その後2週間で更に10㎎減らすという。
7月18日に胸部のCTを撮影し、7月31日に呼吸器内科の外来が組まれた。
間質性肺炎の入院治療が、転換期に迫っていた。
いよいよ、がん治療が再開されるときがくる。