いま、振り返りの「がん闘病記録」を書いている。

 

以前、お伝えの通り、今年に入って、アメブロを運営されているサイバーエージェント社さんより、お声掛けを頂き、

 

もう一度書きだしたものだ。

 

私は2012年ころ、振り返り闘病記を書いてブログにしていた。

 

その前後相まって、講談社さんより出版のお話を頂き、2015年に『いのちのスタートライン(講談社)』という単行本を出版させていただいた。

 

私が書いた私のがんから100㎞マラソンに復帰するまでの実話だ。

 

そして2020年に、加筆修正して集英社文庫さんで『いのちのスタートライン』集英社文庫版を出した。

 

この時点で、私のがん闘病の振り返りは終わっていたのだが、サイバーエージェントさんから

 

本で書かれていないことがたくさんあるのでしょう。

 

もう一度ブログで発信すると、新しい読者が読み、勇気をもらえる、と言われ納得して書き始めた。

 

ただ、講談社とか、集英社のように、編集者がいない状態で書く文章は、つたない。

 

その点は、ご容赦いただきたい。

 

ご参考までに、本を商業出版するには、編集者の目を通して、7回以上書き直しがある。

 

私の場合、1年近くかかった。

へとへとだった。

 

さて、いま自由に書いている振り返り闘病記だが、時々新しい発見がある。

 

 

これは、詳しいノートにつけていた2007年5月の右手のシミだ。

 

抗がん剤を使うと(もちろん抗がん剤の種類によるが)、体中にシミが出てくる。

 

私の場合、第1クールから早速、手にシミが出てきた。(写真の図)

 

なんだろう?

 

と思い、シミを引っ掻いてみると、なんと、引っ掻いたところがすべてシミになった。

 

怖くなり、お風呂で体を洗うのも、優しく優しく、と洗った。

 

でも、人間、普通に暮らしていると無意識に身体を引っ掻くときがある。

 

そのたびにハッとして、鏡を見ると、その場所は黒いシミとなって現れた。

 

当時は、ショックだった。

そして、怖くなった。

 

抗がん剤治療後、皮膚科に行き治療をしてもらったのを覚えている。

 

あれから15年たった今、私の右手である。

 

 

当時あったシミは全くない。

 

もちろん老化と、マラソン日焼けのシミは出てきているが場所が明らかに違う。

 

もし、いま、抗がん剤で体にシミが出てきて不安な人は安心してほしい

 

時間の経過とともに消えていきますよ~