❏❏❏ 回顧録:2007年4月30日 東京・慈恵医大病院

 

21日目:

 

第1クールの抗がん剤治療が、この日で終了した。

 

この時の、私の課題がノートに書かれている。

 

第2クールにあたって解決したい症状を書き出してある。

 

1)   微熱: 37.0℃~37.2℃の微熱がある。がんと関係があるのか解らないが、のどが痛い感じもする。

 

2)   腰痛: なんとなく右側の背中下~腰が重たい。常に熱を持っている感じ。薄いタオル2枚分ぐらい腫れている。不気味な感じがする。

 

3)   乳首のしこり: 左右ともに10円玉くらいの大きさのしこりがある。厚みは10円玉2枚分くらいだが、固くはなく柔らかいグミのようだ。

 

4)   首左側の腫れ: 右側に比べて薄いタオル2枚分くらい腫れている。

 

5)   目: 常に充血している。

 

6)   右足首の硬さ: これは骨折によるものだが、がんによりリハビリができず、左に比べて、明らかに曲がる角度が小さかった。

 

7)   左腕の点滴後: これは、すでに述べたとおり、抗がん剤が腕の中で漏れて、組織が壊死したもの。触ると痛いし赤黒くなっている。

 

8)   右脚の鼠径部: オペの跡で、触るとちくちく痛かった。

 

私は、これらがすべ消えてなくなってほしかった。

 

元気な時は、どれ一つなかったのだから。

 

いよいよ第2クールが始まる。

 

8つの課題がすべてなくなりますように、とお願いしながら、この年の4月は終わろうとしていた。