❏❏❏ 回顧録:2007年3月12日 自宅

 

オリンピック選手も癌になるし、メジャーリーガーも癌になる。

その事実を知り安心した。

 

体を鍛えても防ぎようが無いのだと解ったからだ。

 

一方、理解できない事は

 

「断言していい。癌(がん)は僕の人生に起こった最良の事だ」

 

そうあった。

 

※ランス・アームストロングの闘病本。私はこの本に大いに勇気づけられた。

 

 

本屋の病気関連コーナーに行くと、必ずあるのだが、癌患者達が書いた「がんになって良かった」とか、「病気になって良かった」という趣旨の本である。

 

私には、アームストロングが書いたことも、その患者達が言わんとすることも、全く理解できなかった。

 

「何、カッコつけているんだ!」

そんなくらいの感情だ。

 

しかし、その後、私が長い闘病を続けていく中で、彼らの言っている事を実感していく。

 

そして、私は、ある時期から「癌になって良かった。病気になってよかった。」と本当に感じている。

 

なぜなら、病気を患い、得たものの方が、失ったものより大きいと思っているからだ。